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美笹深宇宙探査用地上局(MDSS) |
Where there’s a will,
there’s a way!
NAS電池の据付試験状況
非常用蓄電池設備としてNAS電池の据付工事を実施しました。全体とりまとめは中川電気工業鰍ウんにお願いしています。
美笹局の信頼性を向上させるために停電時でも大電力を供給できるNAS電池(NAS電池は負極にナトリウム(Na)、正極に硫黄(S)、両電極を隔てる電解質にファインセラミックスを用いた蓄電池(二次電池))を導入します。
2021年内に基礎工事、2022年に本体工事を行い、基礎工事部分が2021/9/1から始まりました。
下の写真は基礎工事の状況です。
↑NAS電池本体と制御部用の基礎工事を実施中です。NAS電池は電力棟の横に設置されます。
↑鉄筋の設置
↑コンクリートの流し込み等を行っています。
↑コンクリートの流し込みを完了しました。何とか雪が降る前に間に合いました!
↑NAS電池制御室の組み立てを実施中です。
NAS電池設備の心臓部であるPCS(Power Conditioning Sub-system)の工場立会検査を実施しました。PCSはNAS電池の充放電制御、電力会社が供給する系統からNAS電池への瞬時切替(またはその逆)の制御等を行っているサブシステムです。
今回のPCSは株式会社 明電舎さんが担当しています。
↑明電舎 沼津事業所でのPCSの検査の模様です。
美笹局にPCSが搬入・設置されました。
↑PCS設置用のシェルターに搬入(左奥の建物。手前の大きな建物は電力棟です。)
↑搬入されたPCS。工事中なので散らかっていてすいません。
↓NAS電池収納用のシェルターが設置されました。
(タイムラプス動画)
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↓NAS電池のシェルターです。扉を開けた状態。この中にNAS電池そのものを格納します。
↓NAS電池の設備整備が完了しました。
↓NAS電池シェルターへの制御装置の据付及びNAS電池本体の据付が完了しました。今後、単体試験を経て試験運転を実施する予定です。
↓風力発電用の基礎工事を実施中です。10月末には機器本体の設置が完了する予定です。
↓風力発電の組み立てが始まりました。
↓3個の風車のうち2個が付きました。
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2022年11月11日 |
風力発電の組み立てが終わりました。
NAS電池の取り付けや風力発電の取付状況はTwitterでも公開されました。
NAS電池及び風力発電設備の設置・試験が無事に終わり現在稼働中です。
(風力発電設備)
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