No.200
1997.11

ISASニュース200号に寄せて  

ISASニュース 1997.11 No.200


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+ ISASニュース200号に寄せて
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 ISASニュース誕生から16年8ヵ月経ちました。人間ですと毎年誕生日のお祝をするのですが,ニュースでは100号毎に記念号を出しています。169号よりB5版からA4版に変わったり181号よりインターネットでの公開がされる様になったり,色々と変身がありましたが編集委員会のご努力で中身は益々充実してきているのは我々読者にとって嬉しい事であります。

 初めは宇宙科学に携わる人々の間の情報交換や意志疎通の為に生まれたニュースですが,それと同時に出来るだけ多くの国民の皆様に我が国の宇宙科学の発展ぶりを知って応援して頂くと共に,理科離れと言われる中高生の中に少しでも科学に対する情熱を持って貰える糧になれば幸いと思います。インターネットで公開される様になった今は単なる宇宙研の広報誌としてでなく,研究教育機関のもう一つの使命として中高生に対する啓蒙の資料として頂きたいと希望するのは研究に忙しい編集委員会の皆様に対して酷でしょうか。

 私が宇宙研を去って以来12年半になります。宇宙研の成果は正に世界一流のものとなり,ある面では世界をリードする様にもなっています。M-3SIIからM-Vに移り今後の宇宙探査機の果たせる役目が大きくなっています。目標を着実に設定すれば更に発展出来るでしょう。本ニュースも研究者が自ら関わる事で色々な機関の広報誌の手本にもなっています。これらを今後支えて呉れるのは次世代です。彼等に対して‘格好良い’事だけを知らせるのではなくもう少し易しい基本的な事を知らせるコラムを作っては如何でしょう。研究所の発行物として異色な物となるかも知れませんが。

 さて次の記念号は300号で,且つ25周年記念でもあります。銀色の記念号になるのでしょうか。読者の一人として是非その輝かしい記念号を見たいと思っています。その頃には宇宙研の活躍場所は太陽系全体にも広まっている事でしょう。今の高校生は大学を卒業して研究や生産の実社会に足を踏み入れている時期です。彼等に良いサポーターになって貰える事がこれからの宇宙研究を発展させる力の因にもなるでしょう。ISASニュースこれからも頑張って下さい。

(平尾邦雄・ISASニュース初代編集委員長)


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