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打上げオペレーション

1984年7月、内之浦のミュー台地に新しいロケットのための整備塔が姿を現した。すでに1982年に整備塔と発射台は完成しており、その後2機のM-3S型ロケットを打ち上げているが、M-3SII 型のために換装したので、ダミーのロケットを使ってその動きをチェックする「ランチャー・オペレーション」が行われた。

夏の観測ロケットの実験をはさんで、9月には地上系オペレーション。ランチャー、発射管制室等の地上支援系の総合試験とダミー・ロケットを用いた組立練習が行われた。

10月には総合オペレーション。いささか意味不明な名称だが、姿勢制御系の総合的な試験を目的とするもので、第2段計器部、同ノズル部、第1段ノズル部、尾翼、左右補助ブースタ・ノズル部等、制御のためのセンサとアクチュエータが勢揃いした。

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