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宇宙理学

赤外線天文学

「あかり」が捉えた渦巻銀河M81の近・中間赤外線画像

「あかり」による大マゼラン星雲の一部の近・中間赤外線画像

赤外線天文学のグループは、気球と衛星を使って、宇宙からの赤外線の観測を行ってきました。
気球を用いた成果としては、宇宙に漂う電離炭素イオンが放出する遠赤外線[CII]スペクトルの観測があります。

衛星ミッションとしては、1995年に打ち上げられたSFUに搭載した赤外線望遠鏡IRTSの観測があります。IRTSは赤外線天体観測用としては日本で初めて地球を回る軌道に投入された観測器です。IRTSの観測によって、NIRS,MIRS点源天体カタログ、FILM,FIRP遠赤外線イメージマップが作成されるなど、大きな成果を上げました。

2006年2月にM-V-8号機によって打ち上げられた「あかり(ASTRO-F)」はIRTSに続く軌道上赤外線望遠鏡で、単独の本格的な赤外線天文衛星としてはわが国初となります。
「あかり」は全天にわたる宇宙の赤外線地図作成のための観測を続けており、2006年11月には第1回目の全天観測を終えようとしている等、順調な運用が続いています。

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