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宇宙理学

高エネルギー天体物理学

高エネルギー天体物理学のグループは、主として衛星によるX線天体物理学の研究を行っています。1970年代以降、高エネルギー天体物理学は爆発的に発展し、X線天体物理学が、縮退星(白色矮星、中性子星、ブラックホール)から宇宙論的な距離にある銀河までのあらゆるクラスの天体をふくむ私たちの宇宙を理解するために不可欠の道具であることが分かってきています。

このグループがオペレーションを行った代表的な衛星に「あすか」があります。「あすか」は、「はくちょう」「ぎんが」「てんま」につづいて、1993年2月に打ち上げられました。2001年3月2日に大気圏に再突入するまで、約8年(2932日)にわたって機能し、我々の銀河系内から遠く遠方の宇宙に至るまでのX線天体を詳しく観測して数々の最新の成果を挙げました。

「あすか」の後継機であるASTRO-E衛星が2000年2月10日に打ち上げられましたが、M-Vロケット4号機の第1段の不具合により予定した軌道に乗せることができず、打上げは失敗に終わりました。

2005年7月10日、ASTRO-E衛星の後継機であるASTRO-EII 衛星がM-Vロケット6号機によって打ち上げられました。衛星は「すざく」と名付けられました。2006年末には国際会議で成果が発表される等、順調に運用されています。

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