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意外な展開

この努力が逆に市民の関心を高める効果を生み、その後の燃焼試験では、従来殆ど報道関係者しか参集しなかった場外見学席に多くの一般市民が押し掛け、安全確保のための交通規制が回を重ねるごとに大変になっていった。

安全に対する自信も万全となった95年10月のシリーズ最後のキックモータ試作2号機の真空燃焼試験では、市教育委員会のたっての要請もこれあり、実験場境界に隣接する位置にまで見学席を近づけた上、実験日を休校日にあたる第2土曜日の14日に設定して近隣の児童生徒に直視見学の機会を提供する便宜を図ることとしたが、試験終了後の場内開放では駐車スペースが不足する程の盛況となり、能代市民あげての関心の高さとその支援のエールに実験班一同感激したものである。

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