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宇宙科学研究所の科学ミッション一覧
※打上げ時刻は日本時間
※状況の説明・・・運用停止:軌道にはいるが運用停止
消滅:大気圏に突入して消滅
衛星/探査機 (打上げ前名称) |
打上げ日時・ロケット/状況 | 軌道要素 | |
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人工衛星 「おおすみ」 |
打上げ |
1970年2月11日
13時25分 (L-4S-5) |
【重量】24kg 【種類】楕円 【高度】350〜5140km 【傾斜角】31度 【周期】145分 |
状況 | 消滅(2003年8月2日) | ||
日本初の人工衛星。人工衛星打上げ技術の習得と衛星についての工学的試験 | |||
試験衛星 「たんせい」 (MS-T1) |
打上げ |
1971年2月16日
13時00分 (M-4S-2) |
【重量】63kg 【種類】楕円 【高度】990〜1100km 【傾斜角】30度 【周期】106分 |
状況 | 運用停止(1971年2月23日) | ||
軌道投入後の衛星環境及び機能試験 | |||
科学衛星 「しんせい」 (MS-F2) |
打上げ | 1971年9月28日 13時00分 (M-4S-3) |
【重量】66kg 【種類】楕円 【高度】870〜1870km 【傾斜角】32度 【周期】113分 |
状況 | 運用停止(1973年6月) | ||
電離層、宇宙線、短波帯太陽雑音等の観測 | |||
電波観測衛星 「でんぱ」 (REXS) |
打上げ | 1972年8月19日 11時40分 (M-4S-4) |
【重量】75kg 【種類】楕円 【高度】250〜6570km 【傾斜角】31度 【周期】161分 |
状況 | 消滅(1980年5月19日) | ||
プラズマ波、プラズマ密度、電子粒子線、電磁波、地磁気等の観測 | |||
試験衛星 「たんせい2」 (MS-T2) |
打上げ | 1974年2月16日 14時00分 (M-3C-1) |
【重量】56kg 【種類】楕円 【高度】290〜3240km 【傾斜角】31度 【周期】122分 |
状況 | 消滅(1983年1月23日) | ||
ロケットの特性の測定と衛星についての工学的試験 | |||
超高層大気観測衛星 「たいよう」 (SRATS) |
打上げ | 1975年2月24日 14時25分 (M-3C-2) |
【重量】86kg 【種類】楕円 【高度】260〜3140km 【傾斜角】32度 【周期】120分 |
状況 | 消滅(1980年6月29日) | ||
超高層大気物理学研究のため、太陽軟X線、太陽真空紫外放射線、紫外地球コロナ輝線などを観測 | |||
試験衛星 「たんせい3」 (MS-T3) |
打上げ | 1977年2月19日 14時15分 (M-3H-1) |
【重量】129kg 【種類】楕円 【高度】790〜3810km 【傾斜角】66度 【周期】134分 |
状況 | 運用停止(1977年3月8日) | ||
ロケットの特性の測定と衛星についての工学的試験 | |||
オーロラ観測衛星 「きょっこう」 (EXOS-A) |
打上げ | 1978年2月4日 16時00分 (M-3H-2) |
【重量】126kg 【種類】準極(楕円) 【高度】630〜3970km 【傾斜角】65度 【周期】134分 |
状況 | 運用停止(1992年8月2日) | ||
プラズマの密度・温度・組成、電子エネルギーの分布、地球コロナ分布等の観測、オーロラの紫外線撮像 | |||
磁気圏観測衛星 「じきけん」 (EXOS-B) |
打上げ | 1978年9月16日 14時00分 (M-3H-3) |
【重量】90kg 【種類】楕円 【高度】220〜30,100km 【傾斜角】31度 【周期】524分 |
状況 | 運用停止(1985年) | ||
電子密度、粒子線、プラズマ波等の観測 | |||
X線天文衛星 「はくちょう」 (CORSA-b) |
打上げ | 1979年2月21日 14時00分 (M-3C-4) |
【重量】96kg 【種類】略円 【高度】545〜577km 【傾斜角】30度 【周期】96分 |
状況 | 消滅(1985年4月16日) | ||
X線星、X線バースト、超軟X線星雲等の観測 | |||
試験衛星 「たんせい4」 (MS-T4) |
打上げ | 1980年2月17日 9時40分 (M-3S-1) |
【重量】185kg 【種類】略円 【高度】521.7〜605.6km 【傾斜角】38.7度 【周期】96分 |
状況 | 消滅(1983年5月13日) | ||
ロケットの特性の測定と衛星についての工学的試験 | |||
太陽観測衛星 「ひのとり」 (ASTRO-A) |
打上げ | 1981年2月21日 9時30分 (M-3S-2) |
【重量】188kg 【種類】略円 【高度】576〜644km 【傾斜角】31度 【周期】97分 |
状況 | 消滅(1991年7月11日) | ||
太陽硬X線フレアの二次元像、太陽粒子線、X線バースト等の観測 | |||
X線天文衛星 「てんま」 (ASTRO-B) |
打上げ | 1983年2月20日 14時10分 (M-3S-3) |
【重量】216kg 【種類】円 【高度】497〜503km 【傾斜角】32度 【周期】94分 |
状況 | 消滅(1989年1月19日) | ||
X線星、X線銀河、ガンマ線バースト、軟X線星雲の観測 | |||
中層大気観測衛星 「おおぞら」 (EXOS-C) |
打上げ | 1984年2月14日 17時00分 (M-3S-4) |
【重量】207kg 【種類】楕円 【高度】354〜865km 【傾斜角】75度 【周期】97分 |
状況 | 消滅(1988年12月26日) | ||
地球周辺科学観測 | |||
ハレー彗星探査試験機 「さきがけ」 (MS-T5) |
打上げ | 1985年1月8日 4時26分 (M-3SII-1) |
【重量】138kg 【種類】太陽周回 【高度】― 【傾斜角】― 【周期】約319日 |
状況 | 運用停止(1999年1月8日) | ||
日本で初めて地球重力圏から脱出して太陽を周回した人工衛星。ロケットの特性の測定と衛星についての工学的試験 | |||
ハレー彗星探査機 「すいせい」 (PLANET-A) |
打上げ | 1985年8月19日 8時33分 (M-3SII-2) |
【重量】140kg 【種類】太陽周回 【高度】― 【傾斜角】― 【周期】約282日 |
状況 | 運用停止(1991年2月22日) | ||
惑星間プラズマの研究及びハレー彗星の紫外領域における観測 | |||
X線天文衛星 「ぎんが」 (ASTRO-C) |
打上げ | 1987年2月5日 15時30分 (M-3SII-3) |
【重量】420kg 【種類】略円 【高度】530〜595km 【傾斜角】31度 【周期】96分 |
状況 | 消滅(1991年11月1日) | ||
銀河中心核X線源観測及びX線天体の精密度観測 | |||
磁気圏観測衛星 「あけぼの」 (EXOS-D) |
打上げ | 1989年2月22日 8時30分 (M-3SII-4) |
【重量】295kg 【種類】長楕円 【高度】275〜10,500km 【傾斜角】75度 【周期】211分 |
状況 | 運用停止(2015年4月23日) | ||
オーロラ粒子の加速機構及びオーロラ発光現象の観測 | |||
工学実験衛星 「ひてん」 (MUSES-A) |
打上げ | 1990年1月24日 20時46分 (M-3SII-5) |
【重量】197kg 【種類】楕円 【高度】262〜28,600km 【傾斜角】31度 【周期】6.7日 |
状況 | 月面に衝突(1993年4月11日) | ||
将来の惑星探査計画に必要となる軌道の精密標定・制御・高効率データ伝送技術等の実験的研究 | |||
太陽観測衛星 「ようこう」 (SOLAR-A) |
打上げ | 1991年8月30日 11時00分 (M-3SII-6) |
【重量】390kg 【種類】楕円 【高度】550〜600km 【傾斜角】31度 【周期】98分 |
状況 | 消滅(2005年9月12日) | ||
太陽運用極大期における太陽フレアの高精密度観測 | |||
磁気圏尾部観測衛星 GEOTAIL |
打上げ | 1992年7月24日 23時26分 (Delta II) |
【重量】1,009kg 【種類】楕円 【高度】57,000〜20万km 【傾斜角】29度 【周期】― |
状況 | 運用中 | ||
地球の夜側に存在する長大な磁気圏尾部の構造とダイナミックスに関する観測研究 | |||
X線天文衛星 「あすか」 (ASTRO-D) |
打上げ | 1993年2月20日 11時00分 (M-3SII-7) |
【重量】420kg 【種類】略円 【高度】525〜615km 【傾斜角】31度 【周期】96分 |
状況 | 消滅(2001年3月2日) | ||
宇宙空間の星・銀河のX線観測、銀河団等宇宙最深部X線調査 | |||
回収型衛星 EXPRESS |
打上げ | 1995年1月15日 22時45分 (M-3SII-8) |
【重量】770kg 【種類】楕円 【高度】― 【傾斜角】― 【周期】― |
状況 | 回収(1995年1月16日) | ||
宇宙環境利用実験、軌道再突入、回収技術の習得 | |||
宇宙実験・観測フリーフライヤ SFU |
打上げ | 1995年3月18日 17時01分 ( H-II-3) |
【重量】4,000kg 【種類】位相同期 【高度】300〜500km 【傾斜角】28.5度 【周期】約90分 |
状況 | スペースシャトルにて回収 (1996年1月13日) |
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11種類の天文観測、理工学実験 | |||
電波天文観測衛星 「はるか」 (MUSES-B) |
打上げ | 1997年2月12日 13時50分 (M-V-1) |
【重量】830kg 【種類】長楕円 【高度】560〜21,000km 【傾斜角】31度 【周期】約6時間20分 |
状況 | 運用停止(2005年11月30日) | ||
大型精密展開構造機構等の研究、VLBIに必要な位相同期等の試験 | |||
火星探査機 「のぞみ」 (PLANET-B) |
打上げ | 1998年7月4日 3時12分 (M-V-3) |
【重量】540kg 【種類】火星周回 【高度】― 【傾斜角】― 【周期】― |
状況 | 運用停止(2003年12月9日) | ||
火星上層大気の構造・運動、特に太陽風と相互作用の研究 | |||
小惑星探査機 「はやぶさ」 (MUSES-C) |
打上げ | 2003年5月9日 13時29分 (M-V-5) |
【重量】510kg 【種類】太陽周回 【高度】― 【傾斜角】― 【周期】― |
状況 | 地球帰還(2010年6月13日) | ||
惑星標本を地球へ回収(サンプルリターン)するのに必要な、電気推進、自律航法、サンプラ、再突入力カプセルなど工学新技術の実験的研究 | |||
X線天文衛星 「すざく」 (ASTRO-EII) |
打上げ | 2005年7月10日 12時30分 (M-V-6) |
【重量】1,700kg 【種類】円 【高度】550km 【傾斜角】31度 【周期】96分 |
状況 | 運用中 | ||
宇宙で大規模に存在する高温ガスのX線精密観測、宇宙の高エネルギー現象の探索 | |||
小型高機能科学衛星 「れいめい」 (INDEX) |
打上げ | 2005年8月24日 6時10分 (ドニエプル) |
【重量】60kg 【種類】略円 【高度】610〜654km 【傾斜角】97.8度 【周期】97分 |
状況 | 運用中 | ||
先進的小型衛星技術の実証、オーロラ現象の高時間、空間分解観測 | |||
赤外線天文衛星 「あかり」 (ASTRO-F) |
打上げ | 2006年2月22日 6時28分 (M-V-8) |
【重量】952kg 【種類】円(太陽同期) 【高度】700km 【傾斜角】98.2度 【周期】100分 |
状況 | 運用停止(2011年11月24日) | ||
日本初の本格的赤外線天文衛星。銀河の形成・進化、星・惑星の形成と星間物質、褐色矮星やダークマターなどの謎を探る。 | |||
太陽観測衛星 「ひので」 (SOLAR-B) |
打上げ | 2006年9月23日 6時36分 (M-V-7) |
【重量】900kg 【種類】円(太陽同期) 【高度】680km 【傾斜角】98度 【周期】98分 |
状況 | 運用中 | ||
太陽表面磁場・速度場の連続測定と高分解能のX線コロナ観測 | |||
月周回衛星 「かぐや」 (SELENE) |
打上げ | 2007年9月14日 10時31分 ( H-IIA-13) |
【重量】3,000kg 【種類】円(月周回) 【高度】100km 【傾斜角】90度 【周期】― |
状況 | 月面へ制御落下(2009年6月11日) | ||
月の起源と進化について科学的データの取得と、将来の月探査のための技術開発 | |||
金星探査機 「あかつき」 (PLANET-C) |
打上げ | 2010年5月21日 6時58分 ( H-IIA-17) |
【重量】480kg 【種類】金星周回 【高度】300〜80,000km 【傾斜角】172度 【周期】30時間 |
状況 | 運用中 | ||
金星大気の運動を3次元的に把握し、スーパーローテーションのしくみの解明など金星気象の全体像を描く。 | |||
小型ソーラー電力セイル実証機 IKAROS |
打上げ | 2010年5月21日 6時58分 ( H-IIA-17) |
【重量】310kg 【種類】金星遷移 |
状況 | 運用中 | ||
ソーラーセイル(太陽帆)だけで宇宙空間を航行できること及び薄膜太陽電池で発電できることの世界初の実証をめざす。 | |||
惑星分光観測衛星 「ひさき」 (SPRINT-A) |
打上げ | 2013年9月14日 14時00分 ( イプシロンロケット試験機) |
【重量】348kg 【種類】楕円 【高度】950〜1,150km 【傾斜角】31度 【周期】約106分 |
状況 | 運用中 | ||
EUV(極端紫外線)分光器によるイオトーラスの観測、惑星外圏大気と太陽風の相互作用の観測を行う。 | |||
小惑星探査機 「はやぶさ2」 (Hayabusa2) |
打上げ | 2014年12月3日 13時22分 ( (H-IIA-26)) |
【重量】約600kg 【種類】小惑星往復 【高度】― 【傾斜角】― 【周期】― |
状況 | 運用中 | ||
C型小惑星の探査およびサンプルリターン | |||
X線天文衛星 「ひとみ」 (ASTRO-H) |
打上げ | 2016年2月17日 17時45分 |
【重量】2,700kg 【種類】円 【高度】575km 【傾斜角】31度 【周期】96分 |
状況 | 運用中 | ||
高エネルギーの現象に満ちた極限宇宙の探査や高温プラズマに満たされた銀河団の観測を行い、宇宙の構造やその進化を探る。 |
衛星/探査機 (打上げ前名称) |
打上げ日時・ロケット/状況 | 軌道要素 | |
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ジオスペース探査衛星 (ERG) |
打上げ | 2016年12月20日(予定) ( イプシロンロケット2号機) |
【重量】約350kg 【種類】楕円 【高度】約300〜約33,200km 【傾斜角】約31度 【周期】約580分 |
状況 | 将来計画 | ||
地球近傍の宇宙空間(ジオスペース)の放射線帯に存在する高エネルギー電子の発生と、宇宙嵐の発達メカニズムを明らかにする。 | |||
水星磁気圏探査機 MMO (BepiColombo) |
打上げ | 2018年度(予定) (アリアン5) |
【重量】250kg 【種類】水星周回 【高度】400〜12,000km 【傾斜角】90度 【周期】9.3時間 |
状況 | 将来計画 | ||
ESAと共同で、水星に2つの周回衛星を送り水星の形成・進化過程の謎にせまる。(JAXAは水星磁場の成因と磁気圏の調査を担当) | |||
小型月着陸実証機 SLIM | 打上げ | 2019年度(予定) ( イプシロンロケットにキックステージを付加) |
【重量】約590kg 【種類】ー 【高度】ー 【傾斜角】ー 【周期】ー |
状況 | 将来計画 | ||
小型の探査機にて、月への高精度着陸技術の実証を目指す。従来と比較して、軽量な月惑星探査機システムを実現し、月惑星探査の高頻度化に貢献する。 |
衛星/探査機 (打上げ前名称) |
打上げ日時・ロケット/状況 | 軌道要素 | |
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月探査機 (LUNAR-A) |
打上げ | プロジェクト中止 |
【重量】540kg 【種類】月周回 【高度】― 【傾斜角】― 【周期】― |
状況 | |||
月内部の構造及び熱的構造を解明する観測研究 | |||
電波天文衛星 (ASTRO-G) |
打上げ | プロジェクト中止 |
【重量】1,200kg 【種類】長楕円 【高度】1,000〜25,000km 【傾斜角】31度 【周期】7時間30分 |
状況 | |||
高エネルギーの現象に満ちた極限宇宙の探査や高温プラズマに満たされた銀河団の観測を行い、宇宙の構造やその進化を探る。 |