JAXA 宇宙科学研究所 海老沢・辻本研究室へようこそ
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2025年度

論文受理お祝い会(2025年11月7日)

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こんにちは、鮫島です! 今回は論文受理お祝い会をしました! なんと今回の祝われ人は、辻本先生、栗原さん、望月さん、鳥海さん。。多すぎる! 大変喜ばしいし、すごいことなのですが、もはや論文を出さないと罰ゲーム状態(飲み会代おごり)という変なことになっています笑。( と言いつつ今回は辻本先生にはお金出して頂きました、本当にありがとうございます。)ちなみに今年の論文数は10本で20年の研究室史上最多らしいです!

お店は温野菜に行ってきました。鳥海さんは今回出張中で参加できなかったので、また今度別でやりましょう!それでは次回は自分のお祝い会になることを期待して、また今度!(さめ)

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Merging High-Resolution X-ray Spectroscopy and Laboratory Astrophysics(2025年10月27日-28日)

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D3栗原です。京都でのXRISM International Conference の興奮冷めやらぬ翌週、 立教大学で開催された 実験室宇宙物理学の国際会議 に参加・発表してきました。 学会自体は先週の XRISM Conference とは対照的で、参加者は30名程度と小規模でしたが、XRISM/Resolve に似た(けれど少し異なる) TES型マイクロカロリメータの専門家の方々が集まっていたのが印象的でした。
1つ前の日誌 にも紹介されていた通り、当研究室ではXRISM の打ち上げ前から、来たる1st XRISM conferenceで世界をリードする発表ができるようにと準備を進めて来ました。 辻本先生が先見の明で挙げていたのが輻射流体計算とEBIT。自分が取り組ませていただいていた後者(e.g, 過去の日誌)について、 今回発表することができたのはとても良かったです(1週間遅れではありましたが笑)。 先週のXRISM恒星フレア観測の発表と合わせて、博士論文前の学会発表はこれにて終了。切り替えてD論追い込みます! (みき)
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XRISM International Conference Kyoto(2025年10月20日-24日)

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一枚目:広島かなた望遠鏡。二枚目、三枚目:山口干渉電波望遠鏡。

こんにちは、鮫島です! XRISM International Conference に行ってきました。300人参加者のいるめちゃめちゃでかい学会で、格式高い雰囲気をひりひり感じました。 今回の学会では、宇宙研と本研究室のXRISMへのアプローチが最先端であることを初めて実感することとなりました。自分はXRISM以前のX線分光を経験していないので、始めた時から「ボーナスステージ」みたいな感じで、宇宙研での研究手法も当たり前のものにように捉えていました。しかしポスターを見渡してみて、自分たちのアプローチは決して当たり前ではなく、来るXRISM時代に向けて洗練されたきたものなのだと実感しました。やはり今の研究室の環境は、長らくXRISMの開発に携わり、XRISMへの深い理解を持つ先生及び先輩方が作り上げてきた貴重な環境なのだと理解する良い機会になりました。

先輩方の凄さも目の当たりにしました。数少ない学生ながら堂々と口頭発表した栗原さん、三浦さん(山口研)、そして何十回と引用されるMochizuki et al. 2024。普段仲良くしている人たちは結構すごい人たちでした笑。改めて尊敬します。

また学会3日目には研究の相談で広島大学のかなた望遠鏡、山口大学の干渉電波望遠鏡を訪問しました。広島大学では植村先生に、主に自分の研究の相談をして、とても有意義な時間となりました。望遠鏡も見学できました!かなた望遠鏡は可視、近赤外線のイメージ、分光そして偏光までできる色々な装置がついた望遠鏡です。学生たちが自分で作った装置を付けて実験しているようで、X線には無い自分たちで観測している実感が得られるのは羨ましいなと思いました。

午後は、京都大学榎戸研の井上さんとも合流し、山口大学の藤沢先生を訪問しました。XRISMとの電波同時観測の相談に行ったのですが、藤沢先生は何ともノリノリでオープンな方で、非常に活発な議論となっていました。そしてこちらでも電波望遠鏡を見学しました!望遠鏡はKDDI衛星通信センターにあり、天文望遠鏡以外にも海外へテレビ電波を飛ばしているものなどもあり、全部で10個くらいの望遠鏡が立ち並んでいました。その中で、32mと34mの一際大きいものが干渉電波望遠鏡。元々KDDIから国立天文台へ寄贈された望遠鏡だそうで、現在はほぼ全ての管理を藤沢先生が行っています。1979年に三菱電機が作った望遠鏡で、装置などは古いですが、現在になっても故障せず現役稼働、、まさに驚愕です。VLBIの観測時間以外のほとんどの時間を自分たちの好きな観測に使えるらしく、本当に素晴らしいと思いました。

総じて、京都、広島、山口のどれも貴重な体験となりました。それではまた今度!(さめ)

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写真1:栗原さんの発表の様子
写真2:NASAメンバーと寿司
写真3:SRONメンバーと日本食
望月です。 今回はXRISM International Conferenceと京都大学でのセミナーを兼ねて京都に行ってきました。 XRISM International Conferenceでは、私はポスター発表を行い、自分が最近取り組んでいる流体計算の専門家の方々と議論しました。
今回の学会で、XRISMの学会はSM5,6,7,8に続いて5回目となります。 最初にM1の頃に参加したときのSM5を思い出すと、私は学生も研究者の方も知り合いがほとんどいない状況でした。 知っている人同士で基本的には固まって話し、ご飯に行くので、疎外感があった記憶があります。 しかし、先生方に紹介してもらったり、自ら一生懸命話しかけたり、自分の研究成果が出るうちにだんだんと知り合いが増えていきました。 特に今回の学会では、何回もMochizuki et al. 2024やその他の論文を引用した発表があり、自分と自分たちの研究が認知されていることを実感しました。 そして、自分のやってきたことが科学の進歩に貢献していることを感じました。 また、コーヒーブレイクやご飯会でも色々な人とも話したり、海外の方の発表を理解し、質問し、議論することもできました。 総じて、M1の頃に比べて自分の成長を感じた学会でした。
京都大学でのセミナーでは、修論の内容と最近出版した論文の内容を発表しました。 お呼びいただきありがとうございました。
今後は流体計算をガツガツやっていきたいと思います。
(もち)
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Bert ISAS訪問(2025年10月10日-14日)

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一枚目:赤から淵野辺店。二枚目:鶴岡八幡宮にて。三枚目:野毛にて。

こんにちは、鮫島です!さて、私が先週まで学会出張に行っていたベルギーから(一個前の日誌)、私の共同研究者であるBert Vander Muelen(ESAの研究員)が早速来日してくれました!主目的は、来たるXRISM京都学会での発表のためですが、今週はISASに訪問してくれたため、一緒に遊びました。今回はそんな日誌です!

10月11日(土)はISAS特別公開日だったので、栗原さんや海外からのインターン生と一緒に周って、XRISMやXMMなどの展示を楽しみました。当たり前ですが、全体的にかなり日本人向けでしたね笑。展示の内容を私や栗原さんが英語で説明する必要があったのですが、かなり難しかったのでほぼ栗原さんに任せました笑。夜は関本研の人たちも交えて、「赤から」淵野辺店に行きました。Bertにもインターン生にも「赤から」かなり好評でした!最後に日本の文化として一本締めを教えることができました。

12日(日)は、研究室のメンバーで鎌倉観光しました!定番の鶴岡八幡宮とデカ大仏を見に行きました。喜んでくれたので良かったのですが、、とにかく江ノ電が混んでる!ホームにも人が溢れていて、ほぼ満員電車でした笑。その後は海老沢さんご夫婦と交流して、野毛に飲みに行きました。自分にとっても野毛は初めてだったのですが、料理が全部美味しすぎて感動。いつも自分が友達と行く店はなんだったんだろうと思いました笑。馬刺し、活きイカ、刺身、さらに初めてひれ酒も体験できて、Bertもみんなも大満足。みんなでまた野毛いきましょう!

ということでBertのISAS訪問日誌でした!研究以外の時間でこうやって交流できたのはとても嬉しかったです。さて、遊んでないで早く京都のポスターを書かねば笑。それではまた今度!(さめ)


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SKIRT Days 2025(2025年10月1日-3日)

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一枚目:発表時の写真。二枚目:ブリュッセルワッフル。三枚目:ギャルリー・サンチュベール。四枚目:ムール貝。五枚目:ゲントの街並み。

こんにちは、M1の鮫島です! 今回はベルギー王国、ゲントで開催されたSKIRT Days 2025という学会に、D2の望月さんと二人で行ってきました。私にとっては初めての海外ということもあり、書きたいことが多すぎます!笑

とりあえずまずは研究の話から!軽く説明すると、SKIRTというゲント大学で開発されたモンテカルロ輻射輸送コードがあり、本研究会はその開発者と利用者が世界中から一堂に会する会でした。SKIRTはこれまで赤外線での応用のために開発されてきましたが、それをX線まで拡張しようというのが私の研究になります。そして研究会で口頭発表を行うのが仕事でした。口頭発表は英語で行いますが、英語にはあまり自信がありませんでした。全く知らない土地で全く知らない人たちを前に初めての英語の口頭発表ということで、、正直一週間ぐらい前からずっとお腹が痛かったような気がします笑。ただ、練習の甲斐もあって発表はとても上手くいきました!ちょっと高いと思える壁を思い切って乗り越えてみるのはとても大事ですね。終わってみれば本当にやって良かったと思えるし、とても自信がつく経験になりました。

次にベルギーについて!到着したのが学会前日の朝だったので、その日にブリュッセルを観光できました!まず空港に到着して、鉄道でブリュッセル中央駅へ。この時点でも全てが初めでウキウキしていましたが、駅を降りた瞬間の街並みに感動しました!自分が期待していた通りの、欧州らしい石造りの美しい街が広がっていました。まさに別世界。感動もそのまま、まずはベルギーワッフルを食べに行きました。サクサクで美味しい!ブリュッセルワッフルとリエージュワッフルという二種類あるらしくて、サクサクして軽いのがブリュッセルワッフルらしいです。次にベルギーはムール貝が有名ということでLeonという人気なお店にお昼に行きました。本当に美味しすぎて感動しました。普段は貝なんて好きではないし全然食べないのに。また食べたいですねー。

初めてのヨーロッパの感動を書き続けるとあまりにも長すぎるので、とても印象的だったことを三つだけ!まずは開催地であるゲントの治安が本当に良かったのが驚きでした。少し夜中になってしまっても危険そうな人は全然見当たりません。街並みも教会や城が沢山あって本当に綺麗で安全な良い街です。必ずまた行きたい!二つ目は、学会の主催者たちのホスピタリティに驚かされました。毎日2度のCoffee breakと美味しいサンドイッチとスープの昼食があり、さらに一日目の夜はボーリング大会、2日目の夜はボートツアーとconference dinnerまで!しかもconference dinnerのメインディッシュとデザートは何種類もある中から自分で選べます。なんとウェルカムなんでしょう。この温かさのおかげで緊張せずに発表できました。三つ目は、松本光生さんゲント大学に残していったレガシーがすごかったこと。松本光生さん、自分は会ったことありませんが、元々ISASにいてPhDをゲント大学でして、SKIRT開発に従事していた方らしいです(多分日本人ではSKIRTの先駆者)。SKIRT Daysにいたゲント大学の学生は、みんな松本さんの残していった(おかしな)日本語を喋って喜んでいます笑。これはぜひ行ってみて体感して欲しいです。おかげで日本人としての会話も盛り上がりました、松本さんありがとうございます。

まとめると、仕事も上手く行ったし、自分の世界も広がった本当に、、本当に良い経験になりました。人間的に成長したような気分です。援助していただいた天文学振興財団様、XRISM c2c様には本当に感謝しています。申請書書くのは大変でしたが笑、比べものにならないくらい貴重な経験ができました。さて、でもまだ結果は出していないので、これからも気を引き締めて頑張っていきます!それではまた!(さめ)


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XRISM 特集号出版(2025年10月1日)

写真 写真 新しく衛星が打ち上がると、論文誌で何度か特集号が組まれることが多いです。この度、日本天文学会欧文研究報告誌(通称 PASJ)にて最初のXRISM特集号が発行され、22本の装置及び観測論文が一挙に出版されました。最初の特集号では特に、誰もが初めて見るデータの新規性を見抜いて迅速に結果を出す必要があるため、研究歴の長い研究者が主筆することが多いです(僕も1報貢献)。そんな中、大学院生が主筆した論文(Resolve 装置を用いたもの)が4報ありました。当研究室の栗原くん望月くんと、隣の山口研の三浦くん鈴木くんの各1報と、なんとすべてが宇宙研の学生によるものです。宇宙研の大学院生が非常に優秀なのか、研究環境が圧倒的に有利なのか、はたまた指導教官が厳しい熱心なのか???(多分、全部正しい)。いずれにせよ、抜きん出た貢献で、おめでとうございます。 併せて米国の "Journal of Astronomical Telescopes, Instruments, and Systems"誌 (JATIS) でも XRISM 特集号が進行中で、多数の装置論文が出版される予定です。望月くんはこちらにも1報主筆貢献しました。

XRISM 初年度観測の科学成果は他にも多数あり、当研究室員も大きな貢献を果たしたと思います。我々が取り組んだ論文では、多様なトピックについて、データの単なる現象論的記述にとどまらず第一原理計算に基づく物理的な解釈に挑戦しており、新時代に相応しい出来栄えになっています。打ち上げの何年も前からこつこつと、現場で衛星開発に取り組んで装置性能に習熟し、原子物理学や輻射輸送論を勉強してスキルを蓄積してきた結果が、ここに来て一気に開花したと言えるでしょう。引き続き、研究室を挙げて、自分達の装置を使った先導的な研究成果を上げていきたいものです(つ)。


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1st UNDARK Workshop, Tenerife, Spain (2025年9月29日-10月3日)

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地球上で、高地で空気が澄んでいるために天文観測に適していて、交通事情や治安もそれほど悪くなくてアクセスしやすいため (これが結構大事)、望遠鏡がたくさん集まっているところが、三か所あります。それは、ハワイ島チリカナリア諸島 (実は南極がいちばん観測条件は良いのだけど、アクセスが悪すぎる) 。 僕はハワイとチリには観測で行ったことあるけど、天文学者としてはすべてに行っておかないと!ということで、カナリア諸島に行ってきました(南極にもいちどは行ってみたいけどね)。
カナリア諸島は7つの島からなりますが、 カナリア天体物理学研究所 (IAC)があるのは一番人口の多いテネリフェ島。 上のリンク先は、 CTAやCanary Grand Telescopeがあるパルマ島です。テネリフェ島にも、IACから比較的アクセスの良いところに天文台があります(後述)。 今回の出張は残念ながら観測じゃなくて、IACで開催された 1st UNDARK Workshopというタイトルの、 ダークマターとダークエネルギーについての研究会への参加でした。 僕の参加目的は二つあって、ひとつはLiteBIRDチームを代表してLiteBIRD計画の現状を紹介すること。 もう一つは、僕の専門ではない、ダークマター・ダークエネルギーに関して、最先端の研究成果を勉強してくること、でした。 前者については、2030年代に打ち上げが予定されている世界で唯一のCMBミッションとして、 LiteBIRDへの期待が非常に大きいことを、ひしひしと感じました。人類のために、必ず成功させないとね。 後者については、う~ん…。宇宙を加速膨張させている謎のエネルギーであるダークエネルギーと 宇宙をほぼ一様に満たしていて重力は及ぼすが光を出さないタークマター、どちらについてもその正体の解明はあまりにも難しくて、 観測的にも理論的にも、つかみどころがない(elusive)話が多かったなあ、という印象です。 いずれ人類はダークエネルギーとダークマターの正体を明らかにするとは思うけど、 それはどんな方法で、いつのことになるやら。XRISMによる、圧倒的に高精度のX線エネルギースペクトルと、 いろいろな天体の正体を明らかにした素晴らしい成果が論文としてどんどん出ている様子を日々見ている身としては、 ちょっと辛かったかなあ…。
Excursionでは、テイデ山とテイデ天文台に行ってきました。CMB観測も盛んで、IACのCMBグループだけで約20人もいるとか!それにしても、 カラッと晴れた暖かい南国の島のビーチリゾートを想像していたら、 IACのあるLa Lagunaの街は内陸の都会で海からは遠いし、意外に寒くて天気もあまり良くなくて。バルでの食事は楽しんだけどね。 (K.E.)

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日本天文学会2025年度秋季年会(2025年9月9日-11日)

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(写真1,2:門司港駅、写真3:山口下関発祥らしい瓦そば、写真4:私の博論執筆をずっと見守ってくれたロビーのくまさん)
D3栗原です。山口は下関で開催された天文学会に参加してきました。 内容は、太陽セッションでXRISM恒星フレア観測について。 Londonではあまり日本人がいなかったので、 今回はまた違った人たちに聞いていただけたと思います。
もしかしたら人生最後かもしれない天文学会。思ったことは、やっぱりmy favorite conferenceではないかな、 ということでした(笑)。Sorry ASJ,,, もちろん、人によっては年2回欠かさず参加される方もいるくらいなので、これはあくまで個人的な感想です。 みなさんはどんな学会・研究会が好きですか?
滞在先を下関の反対岸、門司港にしていたのですが、レトロな雰囲気が大変よかったです(写真1,2)。 港を横目に博論を書いていると、さながら気分は明治大正の文豪のよう。筆がのりますね。タイピングだけど。 この調子で帰っても執筆を頑張りたいと思います。短いけど、以上です。 (みき)
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JAXAインターン打ち上げ会 (2025年9月5日)

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JAXAでは毎年、学生向けのインターンシップを実施していて、 これはJAXA内の各部署に対して受け入れを希望するかどうかの調査があって、希望する部署はテーマと研修内容を考えて回答するものです。 ここ数年、当研究室では手を挙げて、 インターンを受け入れています。 今年度は、ISASの受け入れ部署は私の研究室(テーマはJ-5「宇宙科学研究所が公開する天文衛星データアーカイブの検証」)とC-SODAで同僚の中平さんによるもの(J-4「宇宙科学研究所の科学衛星・探査機が取得した科学データ利用の体験」)だけだったみたいですね。たくさんの応募者の中から、当研究室は中央大M1の石原さん、シドニー大B5のMing Zhuさんを採用しました。中平さんのインターンは、東大M1の安宅さんとB3の太田さん、東京理科大B3の林さん。ほぼ同じ時期だったので、合同で成果発表会と打ち上げ会を実施しました。
しかし、毎年思うんだけど、インターン生はみんな真面目で優秀で感心するなあ。10日間という短い期間でかなり成果を出してくれて、それが論文になったり、DARTSから公開するアプリの機能向上につながったりしています。 今年は、ちょうどXRISMの初期観測データが公開されたところなので、石原さんにはXtendの広い視野に受かった天体を検出してアーカイブユーザに知らせるために、Xtend Transient Searchを公開データに適用することを試してもらいました。Mingさんと林さんには、XRISMのスペクトルやライトカーブを早見するためのツール、UDON2の後継版、「UDON3」のプロトタイプ開発に取り組んでもらいました。安宅さんのテーマはDARTSから公開されている探査機軌道データの可視化とリュウグウの3Dデータを活用したAR開発、太田さんは、「あかり」近赤外線カメラによるモザイク観測画像処理でした。これらも、もう少しでモノになって、DARTSから公開できそうです
みんな良く働いてくれたので、中平君と僕が、いつもの「味ん味ん」で、焼肉をご馳走しました!C-SODAのメンバー、当研究室の院生・ポスドクと一緒に、大いに盛り上がりました。人数が多かったので、15分ごとに一席ずつ移動して、 全員が話せるようにしたのが良かったね。 インターンを経験した後に、JAXAに一般職として就職した人も結構います。そうじゃなかったとしても、JAXAでのインターン経験が、僕より40歳くらい若い皆さんの人生とこれからのキャリアに、なんらかのプラスになったとしたら、すごく嬉しいなあ。(K.E.)

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石原さん、Mingさん、林さん歓迎会(2025年8月29日)

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写真1:歓迎会の様子。

厚地です。この頃の海老沢・辻本研究室は、たくさんのインターン生で賑わっています。奥の机の左側中央は一つ下の記事ですでに紹介したMarco。デルフト工科大学から長期インターンにてISASに滞在しています。そして右側の列の前から二人、それぞれ石原さんと林さん、左側の列の最前のMingさんが今回の歓迎会の主賓。三人とも短期インターンにてISAS滞在中(林さんは正確には中平さんのインターン生)で、ピザを囲みながら小時間、趣味や将来や宇宙の話に花を咲かせました。
石原さんは僕と同じく天体物理に興味があって、中性子星連星の研究をするのだそうです。今はXRISMはやっていないそうですが、近い将来、何かの研究の縁でまたお会いする日が来れば嬉しいです。林さんは趣味で作曲をするのだそうです。実は僕も作曲経験があり、自宅のキーボードで弾いて遊んだりしているのですが、なかなか共通の趣味の人に会わないので新鮮でした。Mingさんはシドニー大出身で、オーストラリアでは学部と院の仕組みが日本と違い、彼女はいは「学部5年生」なのだそうです。知らなかった世界の話を聞くのは面白いな、と思うと同時に、ふと、こういった身近な話の種が国際交流に繋がるという環境は貴重だな、と思いました。
さて、本場イタリアのピザの味を知り尽くしたMarcoですが、今回のOh! Godのピザの味は"Very nice"だそうで、日本のピザの味が認められたようで僕もなんだか嬉しかったです。会話の中で、ジェノヴェーゼはジェノヴァという都市の名前からとられている、ということを教えてくれたので、「じゃあ、このフチノベーナっていうピザは何だろうね?」と聞いてみたらMarcoはちょっとツボに入って笑っていました。僕もシチリア島で「白草粥」という和食が出てきたら多分爆笑すると思います。 (なぎ)

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Marco 歓迎会 (2025年08月21日)

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写真1:集合写真
写真2:お肉
D1の望月です。今回はオランダのデルフト工科大学からインターンで来たMarcoさんの歓迎会のために、味ん味んに行きました! みんなで焼き肉を食べながら、Marcoに質問したり、おすすめの観光地やレストランを紹介しました。
実はMarcoは2年前にインターンで来たBramと同じ大学出身で、友達同士みたいです。 ちなみにデルフト工科大学は、僕と厚地くんでSM8のときに見てきました。 すぐ近くにバーがある最高の大学です。詳しくは過去の日誌を参照してください。
Marcoは12月まで滞在する予定です!研究も観光も楽しんでくれれば幸いです。 来週はJAXAのインターン生もくるということで、歓迎会ラッシュが続きそうです。毎年恒例ですが楽しみですね。
(もち)
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2025 ADASSx(2025年8月1日-5日)

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青い空!カサカサの砂!!でっかいサボテン!!!アメリカ アリゾナ州のツーソンに行ってきました!!
主目的は、ADASSxにてポスター発表を行うこと。ADASSは天文学とソフトウェアに関する国際学会で、毎年11月頃に世界のどこかで開催されています。今回は夏のミニADASSということで“x”が添えてありました。 会場がアリゾナ大学だったこともあり、学生の参加者が比較的多くて嬉しかったです。ポスター発表は人生初だったのですが、たくさんの人からフィードバックをいただき、とても有意義な発表になりました。 口頭発表やデモブースでは、様々な天文台から得られた観測データの可視化・解析を行うソフトウェアツールが紹介され、すごく興味深かったです。UIがちゃんとしてるツールは、初めてでも操作がしやすくて素晴らしいですね。ソフトウェアツール開発の面でも何人かと議論することができ、いい勉強になりました。 学会2日目には、レモン山にてCatalina Sky Surveyツアーが行われ、大きな望遠鏡や観測施設を見学しました。もちろん望遠鏡も素晴らしかったのですが、休憩室にあったブラウン管テレビは私に大きな感動をもたらしました。最初テレビ画面は消えていたのですが、誰かがテレビを叩いたら画面が明るくなって、歌番組が始まったんです。テレビって叩くと本当に直るんですね...!! 私も、調子の悪い家電は積極的に叩いていこうと思います。
8月のツーソンは連日42°超えのありえない暑さだったのですが、湿気がないので意外と生き延びることができました。学会開催中、何度かお天気の話題を振ってみたのですが、世界のお天気事情と、そこから生まれる文化の違いが面白くて、予想以上に盛り上がることができました。
ツーソン観光も全力で楽しみました! 突如カウボーイと遭遇したのが一番の思い出です!! ほかにも、バスや路面電車を駆使してお土産ショップを探したり、ヒッチハイクに成功して砂漠博物館まで連れてってもらったり、念願のIn-N-Out Burgerを食べたり、星が1個も映らないプラネタリウムを鑑賞したり、大量のSaguaroに挨拶したり...。始終るんるん旅ができてよかったー!! 素敵な夏の思い出になりました! (ひよ)

1枚目: 空と砂とサボテンたち
2枚目: ポスター発表!
3枚目: みんなで仲良く夜ご飯、6人誘ったら10人になった。
4枚目: 宿泊したプリンセスホテル。すっごく可愛い!!!
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第55回 天文・天体物理若手夏の学校(2025年7月28日-31日)

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鮫島・厚地さんで、長野県戸倉で開催された夏の学校に参加してきました! 夏の学校は、大学院生が主体となって運営している学会で、参加者のほとんどが修士学生です。 今回の参加者は約300人ということで、こんなに天文をやっている同世代がいるのかと感心しました。 特にXRISMを扱っている人意外と多いなという印象で、全部で7つあるオーラル+ポスターアワード のうち、なんと4つが XRISM 関連の発表だったのが驚きでした(XRISMがすごいのだろうか)。
また、宿は露天風呂が最高でした! 2日目の懇親会のご飯は寿司、刺身、ローストビーフ、天ぷらが食べ放題で幸せでした。
夏の学校は旅行感?が結構あって、同世代の学生たちと研究の話だけではない色々な話ができて、 友達になれるのが素晴らしいですね。
1枚目: 集合写真 2枚目: カードゲームしている写真 3枚目: 鮫島発表中の写真 (さめ)
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第22回 APiP会議(2025年7月22日-25日)

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かれこれ50年近くも開催されている"Atomic Processes in Plasmas" という原子物理学の国際会議が、第22回目にして初めて日本で開催されました。しかも、自宅から5分で行ける都立大での開催とあり、異分野ながら参加を即決。現在、我々はXRISM 衛星の天体観測データを解析しているわけですが、必要な原子データベースが揃っていないことが時々あります。現在、僕が取り組んでいる課題がまさにそうで、仕方がないので Dirac 方程式までもどって自分で数値計算をしています(自分たちが作った観測装置のデータを解釈するために、物理の第一原理まで戻ることを余儀なくされるという状況は、うれしい)。そのためのツールも出回ってはいるのですが、天文分野で使っている人はほとんどおらず、自分でも正しく使っているかいまいち自信がなかったところ、この研究会で同じツールを使いこなしている別分野(主に核融合プラズマ関係)の人を多数見つけ、いろいろアドバイスをいただき、大収穫でした。10年に1度くらい、研究会に出席した結果、思いがけず見える景色が突然広がって研究の方向性が変わることがありますが(前回は8年前の極低温検出器の研究会だった)、今回もそれになりそうです。1枚目は集合写真。知っている人は 1/10 くらいしかいないが、「知っている人の知っている人」は大半だと思われる(こういう状況が景色を広げるのと関係あるのだろうか??)。2枚目はXRISMの最新成果の発表。3枚目は懇親会での八王子伝統車人形。八王子市民を10年近くやっていますが、初めてみました(つ)。
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第8回 XRISM Science Meeting@Leiden+α(2025年7月7日-11日)

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写真1:アムステルダムの旧市街。Bramが案内してくれました。なんと綺麗な街並みでしょう!
写真2:望月さんと登ったビネンホフのタワー。路面電車の走るハーグの街を一望しました。
写真3:ライデンの街を巡った後、小川さんの案内でディナーへ。初めてオイスターカクテルを頂きました。
写真4:Scheltemaでの発表の様子。

Goedendag!!M2の厚地です。日本では天の川に鵲の橋がかかる七夕の日、僕は遠く1万km離れたオランダの地でXRISMの国際会議に参加し、人生初の海外を全身に感じていました。
空港を出て電車で十数分、首都アムステルダムにて、JAXAでのインターンで時間を共に過ごしたオランダ人のBramと丸一年ぶりの再開を果たし、それから会議の前日の7月6日は、アムステルダムの古都情緒に溢れた街をBramの案内で巡るという、何とも贅沢なツアーを楽しみました。王宮やダム広場、海運博物館の大きな建物に圧倒されては、オランダ名物だという大きなパンケーキやアップルパイの店に寄り、世界遺産にも登録されている大運河をボートで下りながら、築数百年の建造物が立ち並ぶ旧市街を肴にハイネケンのビールを飲んだ一日は、一生忘れ得ぬ思い出です。
翌7月7日と11日はSRONにてスプリンターミーティング、中日の8日から10日がScheltemaという会場での本会議という変則的な日程でした。発表の休憩時間にかごに入ったパンが出て、初めてお会いする海外大学の研究者の方々と円卓を囲みながら、ポスター発表のフィードバックをいただくがてらにデータ解析手法の議論を交わしました。非常に有意義な5日間でした。昼と夜の休憩時間は、研究仲間の皆さんとレストランを巡り、オランダ人の常食であるサンドイッチやパンケーキからオランダ名物のニシンを使ったコース料理に地酒、そして寿司まで、オランダの街を五感の全てで楽しんで回りました。
初めての外国は驚きと感動の連続でした。オランダは高緯度のため、夏は夜の10時になっても空が明るく、夕方の5時に仕事を終えた人々は河のほとりのパラソルの下で日が沈むまでお酒を飲み交わしています。最終日に再びBramと会ったときは、彼の出身校であるデルフト工科大学の学生の皆さんとビールやワインを飲みながら、オランダでの思い出やヨーロッパと日本の文化について語り合いました。フェルメールの生地でもあるデルフトの、すっかり真っ暗になった天の原を振りさけ見れば、三笠の山に出でし月はきれいな満月でした。彼方の地で夜空を見上げると、日本が恋しいような、帰りたくないような、こんな気分になるんだなあと思えたのがこの旅の一番の思い出です。本当に楽しい5日間でした。 (なぎ)


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ここからD2望月です。ライデンでの研究会では、自分のポスター発表を行いました。 自分は研究議論とSRONについて書こうと思います。 対面の研究会では、発表するだけではなく、参加者と雑談や研究の議論をすることがよくあります。これにより今後の研究への道筋をつけたり、研究上の問題を解決したりするわけです。 私は、研究会に行く前に議論したい人とアポイントメントをとり、実際に4人の方と研究の議論をしてきました。 たとえば、私は、光と物質との相互作用を計算する輻射輸送を計算するコードを用いた研究を行っていたのですが、コードが想定通りに動かないことがしばしばあります。この場合、コードのマニュアルを当然読むのですが、それでも解決できないことがよくあります。そこで、コードの開発者たちに直接聞くことで、解決の糸口を見つけることができました。
この議論の際に、立ち寄ったのが、オランダの宇宙機関であるSRONです。 SRONの中はとても綺麗で、コーヒーマシンが各階にあり、自由に飲むことができます。 さらに、コーヒータイムの時間があり、集まって雑談をしたりしました。 こうした時間は、他の研究機関でもあるそうですが、ISASにはないので羨ましかったです。 私は、実験ではなくパソコン一つあれば研究ができるのですが、研究環境をたまには変えることも刺激に繋がり、良いなと思いました。 観光については厚地くんが紹介するはずです! (もち)
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ここからD3栗原です。ライデンでの研究会では、自分のポスター発表と系内コンパクト天体カテゴリの恒星観測成果のレビューを行いました。 (注:XRISMではサイエンスカテゴリとして4つのグループがあり、I.銀河系内か系外か、II.およそ点源か広がった天体か、によって分類されます。 他のカテゴリの天体例をあげると、例えば超新星残骸は系内広がった天体、活動銀河核は系外コンパクト天体、銀河・銀河団は系外広がった天体、といった具合ですね。)
研究会の詳細はすでにいろいろ書いてくれているので、自分は欧州宇宙機関ESAのESTEC(European Space Research and Technology Centre)訪問について少し書こうと思います。 ESAはヨーロッパ各地に拠点を持っていて、ESTECはその一つ。ライデンからバスで30分ほどのノールトウェイクに位置し、主に宇宙プロジェクトの設計・開発・試験を担っているとのことでした。 太陽研究者でお友達のAndyの紹介で、太陽グループ+ゲストの人たちと議論させていただきました。またOGの富永さんを初め、研究室メンバーと共同研究しているBert(こちらの日誌参照)とも初めましてをしました。 何より衝撃的だったのは研究機関の中にバーがあること(!)。ミーティング中、人々がしきりに「○○時にエスケープする(逃げる)」という表現を使うので、ここではみんな遅くまで残って仕事するのが標準なのかな~なんて思っていたのですが、なんとESCAPEという名前のバーに行くという意味でした!(写真1:ESTECとかけているのかも)  軽食をつまみながら和気藹々と議論が盛り上がり、楽しかったです(写真2)。ともあれ、自然に恵まれ、うるさすぎず過疎過ぎずのオランダの街は、研究するにはもってこいな環境に映りました。(みき)
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ここから辻本です。ライデンはオランダ最古の大学を擁し、教科書に出てくる多くの有名人がいます。天文学(写真1枚目は旧天文台)では、Oort, van de Hulst (中性水素21cm線の発見)、Hertzsprung (HR 図の H の人) 、de Sitter、物理学では Lorentz、Kamerlingh Onnes (超電導の発見)、Ehrenfest、Uhlenbeck と Goudsmit (電子スピンの発見) などなど。我々は、超流動ヘリウムを使った XRISM 衛星の分光器で、天体からのスペクトルの spin-orbit coupling の微細構造線を分離する研究をしているわけですが、その科学的系譜の水源のいくつかがこの街にあるわけです。
研究会の次の日は、電車でベルギーのリエージュへ。午前中は、共同研究者の Naze さん、Rauw 教授と1年ぶりの再会です。お二人と別の共同研究をしている石田研D3の宮本さんも同行してくれました(2枚目)。僕は、出国直前に XRISM で観測されたデータを当日ギリギリでまとめ、結果を共有しました。約50年来の謎を解決する決定的な結果になっていそうで、急いで論文にしないといけません。宮本さんもお二人とじっくり議論できたようでよかったです。午後は、欧州最大の衛星試験施設である CSL へ。今回は LiteBIRD 衛星の地上性能検証試験の相談に行きました。約10年先になりますが、ここでの試験がプロジェクト最大の山場になるので、現地の豊富な経験をできるだけ取り込むように議論しました。写真3枚目は、我々の LiteBIRD 衛星の先代にあたる欧州 Planck 衛星の熱真空試験をしたチャンバー。隣にいるのは、我々の XRISM 衛星の後代にあたる Athena 衛星のゲートバルブの主任技術者である Terrasa さん。
天体物理学研究でも、衛星開発でも、国や世代をまたいで知見を継いでいくことに貢献しているという実感が強く得られた出張になりました。おまけ。写真4枚目は、我々の研究でもよく使う欧州 XMM-Newton 衛星のX線望遠鏡の鏡の一部。CSL で宮本さんとお土産にもらって手荷物で持ち帰ったところ、空港X線検査も税関申告も問題なく、無事持ち帰りに成功しました!(つ)
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Hinode 18 / IRIS 16 meeting (2025年6月23日-27日)

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先の日誌で知らぬ間に後輩たちから幸薄い認定されてました,,,D3栗原です。 そんなことはさておき、英国ロンドンにて開催されたHinode 18 / IRIS 16 meetingに参加してきました(写真1は受付でもらったクッキー)。 新潟でのHinode 16 / IRIS 13(こちらの日誌参照)以来、2年ぶりに参加した太陽コミュニティの学会です。 今回はXRISMで初めて観測した恒星フレア解析結果をお披露目しました(写真2)。ただでさえ太陽観測装置使ってないうえに、 最終日・最後のtalkだったので、聴衆が残ってくれているかは少し心配でした。でも事前の宣伝の効果もあり(?)、 質問もたくさん出て一安心です。特に、論文で名前だけは知っていたような有名人からお褒めいただけたときは、大学院生冥利につきますね。 自分の発表以外でも、進んだ太陽研究に関してChatGPTの補助をもらいながら講演を聞いたり、共同研究者の人と最近の成果を見せあったり、 毎晩新しい人たちとご飯に行って人脈を広げたり、楽しかったなぁ。この学会は会期中朝9時から夕方17時過ぎまでみっちりtalkや poster sessionが組まれていて、一週間を終えて疲労もいっぱいですが、小規模国際学会いいなって改めて思いました。 また、学会出張の楽しみ比重が修士のころに比べて、「おまけの観光」から「幅広い人との研究議論」に移っているのも、 成長(と加齢)を感じられて少し嬉しいところであります。

観光面での個人的ハイライトはBig Benかな(写真3)。そして学会後は、Harry Potterシリーズの9と4分の3番線で有名な King's Cross駅からeurostarに乗ってオランダへ(写真4)。SRONにて、再来週やってくる他のメンバーたちを待とうと思います。 (みき)
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栗原さん論文受理&内々定お祝い会(2025年6月13日)

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栗原さんのお祝い会を行いました! 日頃から高い徳を積み続けている栗原さんですが、なぜかそうやって積み上げた徳を自分から壊してしまうことも多いんだとか(?)。 変な人ですね。今回はしっかり積み上げた徳が成就して嬉しい限りです! タイトルにもある通り、論文受理&内々定のダブルお祝いでした。 自分も現在論文執筆や就活の大変さを味わっており、二つともしっかり完遂させた栗原さんは本当にすごいなと思います。 お疲れ様でした!
場所はOh God、ピザがとても美味しかったです。 厚地さんが頼もうとしたチキンが海老沢さんにリジェクトされてましたが、チキンもとても美味しかったですよ! また行きましょう!
また、今回は社会人の富永さんと柏崎さんが来てくれました。 お二人とも変わらず元気そうで何よりです。またいつでも研究室飲み会に顔出して欲しいですね。
次回の飲み会は、大型新人鳥海さんが幹事ということでとても楽しみですね! それではまた!
(さめ)
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鮫島さん入学、鳥海さん配属 (2024年4月1日)

東京大学から鮫島さん (新M1) が修士課程学生として進学しました。まだ芝浦工業大学から鳥海さん (新M2) がJAXA受託指導学生として研究室に入りました。(K.E.)


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