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宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所
宇宙理学委員会 委員長 関 華奈子
宇宙工学委員会 委員長 鈴木 宏二郎
2001年より毎年年初に、宇宙科学の将来をコミュニティが「新春」という機会に活発に議論する場として、宇宙理学委員会、宇宙工学委員会の主催で開催されてきた宇宙科学シンポジウムも、前回で23回の開催を重ねることになりました。この間に、宇宙科学ミッションの進め方も大きく変わり、コロナ禍で対面での開催が困難な時期もあり、さらに宇宙科学が国の宇宙政策の一環として進められるようになったことから、JAXA宇宙科学研究所より開催目的を再整理し、実施時期も宇宙科学の将来を議論するのに適切なタイミングに変えていく提案を受けました。
宇宙科学研究所からの提案は、宇宙科学シンポジウムの開催目的を (1)現在宇宙科学が直面する課題を把握すると同時に「次の一年」をどのように取り組んでいくのかを共有する「宇宙科学コミュニティ・ユーザーズミーティング」と (2)ミッションを実行できる頻度が少なくなってくる中で、如何に多くの分野の研究者が参加でき、優れた宇宙科学の成果獲得に貢献することで、持続的に宇宙科学を実行できるようにする機会をつくる「多くの研究者が楽しめる将来ミッション創出の芽出し」の2点に再整理し、宇宙科学の置かれている状況を最も的確にコミュニティと共有できるタイミングとして、概算要求や宇宙基本計画(工程表)の改訂などの時期を踏まえて、年初にとらわれない開催時期を検討するというものでした。
本年9月に開催された理工学合同委員会でこの提案を審議した結果、今後の宇宙科学シンポジウムの在り方として適切であるとする一方、開催時期についてはコミュニティへの見直しの周知が遅れていること、また来年前半に予定される次期戦略的中型計画のミッションコンセプト絞り込みのプロセスにおいてコミュニティ全体で現在検討されている3つのコンセプト案を共有する場を必要とすることから、例年どおりに年初に第24回宇宙科学シンポジウムを開催することとしました。
宇宙理学委員会、宇宙工学委員会と宇宙科学研究所とで検討した結果、次回の宇宙科学シンポジウムが再整理の過渡期であることから、今後の宇宙科学シンポジウムの開催目的のひとつである「宇宙科学コミュニティ・ユーザーズミーティング」としての位置づけを明確にして、下記要領で第24回宇宙科学シンポジウムを開催することとしました。今回の宇宙科学シンポジウムでは、特に次期戦略的中型計画候補ミッションコンセプトを共有し、今後の選定プロセス等に広く宇宙科学コミュニティからの意見を反映する場を設けることに主眼をおいています。詳細なプログラムなどは追ってシンポジウムウェブサイトや電子メール等でお知らせいたしますが、皆様の積極的なご参加を期待しています。
開催日 |
2024年1月5日(金) |
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開催場所 |
宇宙航空研究開発機構相模原キャンパス研究・管理棟2階大会議室 |
プログラム |
<司会: 藤本正樹 宇宙科学研究所副所長> 11:30~11:45 宇宙科学研究所賞授賞式 (昼食) <司会: 鈴木宏二郎 宇宙工学委員会委員長> 「次期戦略的中型計画の立案の振り返り」 <司会: 関華奈子 宇宙理学委員会委員長> 16:10~16:35 報告「今後のミッションコンセプトの絞り込み」(報告者: 佐藤英一 宇宙科学プログラムディレクタ) 閉会後,懇親会 *本年度は一般セッションならびにポスターセッションは開催しません。 |
懇親会 |
シンポジウム終了後に相模原キャンパス食堂において懇親会を開催します。 懇親会への出席をご希望される方は、当日、会場受付にてお申込みください。 |
参加アンケート |
次回の宇宙科学シンポジウムの企画に反映させるため、みなさまのご意見をお聞かせください 。以下のURLよりアンケートのご回答をお願いいたします。https://forms.office.com/r/9A1axHnEzi?origin=lprLink |
お問い合わせ先 |
〒252-5210 相模原市中央区由野台3-1-1 |