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今年も、アストロダイナミクスシンポジウムの講演募集の時期となりました。おかげさまで、今年で35回目を迎えます。昨年度に引き続き、今年度も現地とオンラインでの発表・ 聴講を両立するハイブリッド開催とする方針でございます。本年度におきましても、前年度までの反省も踏まえてより良い運営を行っていく所存でございます。またシンポジウム一日目の終了後には、ささやかながら参加者の交流のための懇親会も用意する予定ですので、ご都合の付く方はぜひ相模原の現地にお越しいただければと思います。

宇宙開発が高度化し、ロボティクス、編隊飛行、月・惑星探査などと、応用力学に基礎をおきながらも、航法・誘導・制御の研究領域でもあるアストロダイナミクス分野の重要性は、ますます高まっているように思います。JAXA等のプロジェクト関係者が、大学や、研究機関の方々と、各種の研究課題を話し合い、理論の応用を模索することは大いに有意義であると考えております。われわれアストロダイナミクス関係者としては、ときには、純粋に研究・技術論議に時を過ごす機会を確保したいものと考えております。

昨年度は講演数が91件と非常に多く、参加者数ものべ300名以上を数え、大変に盛況でした。そのため、昨年度は1件あたりの発表時間を25分にさせていただきました。本シンポジウムは、従来より十分な発表時間と質疑時間の確保を重要視してまいりました。今年度もその方針は変えず、従来の1件あたり30分間の講演時間をベースとしますが、講演数によっては昨年同様の25分間の発表時間とさせていただく可能性がありますのでご理解いただければ幸いです。内容は、できるだけ構想やシステム記述様の総論的なものは避け、地味ながらも基本的な研究・技術課題に焦点をあてて取り組みたいと考えております。未完成あるいは途上の研究・技術発表も多いに歓迎したいと思います。大学院生や若手技術者の方々の参加も期待しています。なお、32回シンポジウムから、講演の後刷り集については、従来の論文形式に代えて発表用スライドの提出も認めることとしております。発表者の皆様のご負担も軽減されることと思いますので、奮ってご発表いただければと思います。当シンポジウムは既発表の内容でも発表を受け付けます。後刷り原稿は全員提出を原則としていますが、著作権の関係で、当シンポジウムのリポジトリに掲載する内容を制限することも可能です。当シンポジウムでは著作権の譲渡を求めません。また、留学生の方にも積極的にお申し込みいただければと思います。

幹事メンバーも議論を重ね、より良いシンポジウムとできるよう様々な試みを実施しております。今後とも、当シンポジウムがアストロダイナミクスコミュニティの発展・活性化に 貢献できるよう努めてまいりますので、引き続き皆様のご指導・ご鞭撻をどうぞよろしくお願い致します。

開催日

2025年7月28日(月)〜 29日(火) 9:00~18:00 JST

開催場所

ハイブリッド開催(JAXA相模原キャンパスA棟 & Zoomミーティング)

世話人

大塚敏之(京大),神谷俊夫(明星大),島岳也(三菱電機),外本伸治(九大),山田克彦(大阪公大),樋口丈浩(横国大),照井冬人(神奈川工科大),桒原聡文(東北大),久保田孝(明治大),大西隆史(富士通),飯塚浩二郎(芝浦工大),岩田隆敬(アクセルスペース),
中谷一郎,吉川真,橋本樹明,川勝康弘(JAXA
【幹事】 佐伯孝尚,森治,津田雄一,尾崎直哉,伊藤琢博,久保勇貴,楠本哲也(JAXA)

マニュアル

参加登録・準備等については下記を参照してください。

  • 参加者用マニュアル (準備中)
  • 講演者用マニュアル (準備中)
  • 司会者用マニュアル (準備中)
講演申込

【申込期限: 2025年6月20日(金)】 ※受付開始は5月下旬予定※
下記のURL(シンポジウムシステム・外部サイト)よりお申込みください。
https://www.qs-conductor.com/JAXA_CIS/login.aspx(準備中)
[ご注意]
申込フォーム(エクセル)は、必ず、シンポジウムシステムからダウンロードして利用してください。申込みに際しユーザ登録が必要になります。利用者マニュアルをご覧ください。
利用者マニュアル

開催概要・
講演募集テーマ

下記のテーマを中心に、発表を募集します。発表は日本語ですが、講演スライドは英語を推奨します。一部、外国人のセッションが設けられる可能性があり、英語発表をお願いする場合があります。

  1. 宇宙ロボティクス。マニピュレータ、ドッキング。
  2. 衝突を含む多剛体系の運動。
  3. いわゆる衛星の姿勢・軌道運動。およびそれらに関した制御、同定問題。
  4. 柔軟性を考慮した衛星のダイナミクス。LSSのモデル化。LSSの制御問題。テザー。構造物の同定問題。LSSのロバスト制御。
  5. スペースプレーンの飛行力学、制御。再突入時のダイナミクス。エアロキャプチャ、エアロブレーキなど空力的な軌道制御。
  6. 軌道の最適化問題。軌道計画、ミッション解析。
  7. 深宇宙探査機の軌道決定、航法。光学航法。エンカウンタ時の航法、誘導。
  8. 上記の諸問題に関連する、地上シミュレータ実験。制御実験。
  9. 月・惑星探査ミッションに必要な探査機・ローバ・地上支援システム。関連するロボティクス、画像処理、AI、センサ、情報処理、制御、着陸。
  10. フォーメーションフライトに関わる航法、誘導、制御問題。
  11. その他
講演原稿について

講演集は後刷り(英語)となります。
シンポジウムシステム(準備中)に各自ログインし、 リポジトリに同意(チェックボックスにチェックを入れる)後、原稿をアップロードしてください。
講演原稿の締切日:【2025年11月28日(金)】
原稿執筆要領は以下を参照ください。
原稿執筆要領 (準備中)

問合せ先

JAXA宇宙科学研究所 木下 美夏(事務局)
TEL:050-3362-8509
E-MAIL:astro_secretary@jaxa.jp