2026年度以降の気球実験の公募について

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所では、JAXAの大学共同利用システムに基づき、宇宙科学研究のための成層圏気球(大気球)による飛翔機会を提供し、毎年大気球を利用した実験を公募しています。

大気球実験は、人工衛星や観測ロケットといった他の飛翔体による研究に比べて、提案から最短一年程度の短期間でも実施が可能であり、実験機器の大きさ、形状、重量、耐振動、耐環境などの制約条件が相対的に厳しくないことが特徴です。また、実験装置を回収することができるため、装置を改良しながら実験を繰り返すことにより大きな成果を得ることができます。こうした特長を生かして、これまで大気球実験は最先端の科学成果を生み出すとともに、新たに宇宙科学分野に参画しようとする多くの研究者の入口となってきました。(大気球実験の特徴については「観測ロケットと大気球~小型飛翔体実験へのいざない 」というリーフレットにまとめてありますので併せてご覧ください。)

また、大気球実験は比較的小規模な実験であることが多いため、参加する若手研究者や大学院生が実験全体を理解、把握して、プロジェクトを実現することを学ぶ人材育成の場としても生かされてきました。将来大規模な科学衛星計画をリードする研究者は小型飛翔体実験(大気球実験、観測ロケット実験)への参画を通じてこうした経験を積むことが不可欠であると宇宙科学研究所は考えています。

募集の詳細は公募要領をご覧ください。

応募される方は、該当する気球実験申込書(または情報提供書)に必要事項をご記入のうえ、宇宙科学研究所 科学推進部 ISAS公募事務局宛に電子メールにてお送りください。

公募要領 ダウンロードしてご利用下さい。
2026年度以降の気球実験の公募について
申込書 ダウンロードしてご利用下さい。
国内気球実験申込書 [Word: 46KB]
国外気球実験申込書 [Word: 47KB]
海外機関気球実験情報提供書 [Word: 43KB]
申込期限 2025年9月30日(火)17時(必着)
送付・問合せ先 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構
宇宙科学研究所 科学推進部 研究委員会 公募事務局
E-mail:koubo-isas(アト)ml.isas.jaxa.jp
*(アト)を@にかえてお送りください。
*電子メールの件名に必ず【○○年度気球実験応募】と明記してください。
*ISAS公募事務局は、現在テレワーク主体で勤務を行っておりますので、お問い合わせ等は、極力電子メールにてお願いいたします。
大気球実験に関する
技術的な問合せ先
(申込書・提案書の記入事項に関する質問を含む)
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
宇宙科学研究所 大気球実験グループ
E-mail: DAIKIKYU(アト)jaxa.jp
*(アト)を@にかえてお送り下さい。
*電子メールの件名に必ず【気球実験応募問合せ】と明記してください。