「はやぶさ」を食べよう!?

藤原教授の退官記念パーティーにて、小惑星探査機「はやぶさ」を模した料理を作りました。

奥から、ジャガイモの煮込みで作った「イトカワ」、茹でたにんじんで作った「太陽」、厚焼き卵の本体と、アスパラの翼、椎茸のアンテナを持った「はやぶさ」が、紫いものイオンエンジンを吹いています。 背景には、オクラで作った「星」をばらまいてみました。

＜作り方＞（あくまで私が作った方法。正統派ではないけど結構おいしかった）
＊ イトカワ
1. イトカワによく似た形のジャガイモを選ぶ。
2. 洗った芋をそのまま塩ゆでにし、冷水に取り、手で皮をむく。
3. 鍋にしょうゆ、酒、みりんを1：1：0.5、干し椎茸、昆布、お好みで、干し牛蒡、牛肉、
タマネギ、生姜、主役のジャガイモを入れ、具が全部沈められるくらいの水を入れる。
（ちなみに私の家では芋150gに対して、しょうゆ大さじ1杯が目安）
4. 落としぶたをして、一度沸騰させてから、１時間ほどとろ火で煮込む。
5. 一晩、保温調理器の中で、ゆーーーっくりと冷ます。
6. 翌日、もう一度煮込んで、ジャガイモだけ盛りつける。

＊ 太陽
1. 輪切りにしたにんじんを、塩ゆでする。
2. 真ん中に丸いのを一つ。その周りに、放射状に1/6にしたにんじんを盛りつける。

＊ はやぶさ
a. 本体
10cm x 7cm程度の厚焼き卵を一つ。（これは買いました）
b. 太陽電池
1. アスパラガスの固い部分を切る（これはものによって異なるので一概には言えませんが、
このときは下から1/4程を小口切りにして別の自分用サラダにしました）
2. 太陽電池の幅に切りそろえる。（このときはもとの長さの1/4）
3. 茎の下の方から入れて、２分ほど塩ゆでする。
4. バターひとかけら、細切れにしたベーコンをフライパンに入れ、軽くアスパラを炒める。
5.一つの羽根分のアスパラを一本の竹串に刺すとまとまって盛りつけしやすい。
c. ハイゲインアンテナ
1. 椎茸の石突きを取り除き、バター焼きにする。
2. 焼けたら笠にしょうゆをひとたらし。
d. イオンエンジン
紅芋あるいは紫芋を輪切りにしてから茹で、さいころカットにして盛りつける。

＊ 星
さっと塩ゆでしたオクラの輪切りです。

文・レシピ：小野瀬直美