JAXA 宇宙科学研究所 海老沢研究室へようこそ

研究室の概要

2021年度大学院志願者向け資料(東大天文教室2021/06/05オンライン入試説明会で利用)をアップしました。宇宙科学研究所コアタイムの資料はこちら

当研究室では、JAXAの様々な科学衛星プロジェクト開発・運用に参加するとともに、国内外の宇宙X線望遠鏡を用いた観測、地上望遠鏡を用いた多波長観測を行っています。主な研究対象は銀河系内外のブラックホール、銀河系内の中性子星、白色矮星と言った高密度天体と、X線で活動的な星や、銀河面から一様に放射される「銀河面リッジX線放射」です。

当研究室が所属している宇宙科学研究所(宇宙研)は、日本で唯一の人工衛星を用いた宇宙科学の専門研究機関です。宇宙研では科学衛星を開発、運用し、それらを使ってさまざまな分野で世界で第一線の研究を行っています。このような最先端の研究現場において、当研究室の大学院生は、観測データの解析だけではなく、天文衛星の開発や運用などの現場でも活躍しています。

エネルギーが約1keVのX線と波長が約2ミクロンの近赤外線は、星間吸収や散乱に対して同等の透過力を持つので、良い相性を持っています。よって、当研究室の大学院生には、人工衛星を用いたX線観測に軸足を置きつつ、できるだけ地上観測も経験してもらいたいと考えています。これまで大学院生を、ハワイや南アフリカの天文台に送り出してきました。大学院に入って早い段階からこれらのデータ解析をしてもらい、修士一年の段階で主著者として投稿論文を出版することを目標としています。修士課程のレベルでも、第一線の研究に参加して頂きます。

当研究室の教員(海老沢、辻本)は、日本で学んだ後アメリカやスイスで研究生活を送り、銀河系内のブラックホール連星系、銀河系外のブラックホール(AGN, ULX)、 中性子星、白色矮星、主系列星、星生成領域、銀河面に広がったX線放射などについて、X線、可視光、赤外線、電波を用いて広く観測研究を行ってきました。 当研究室の学生にも、できるだけ国際的な視野を持ち、幅広く研究テーマを持ってほしいと考えています。