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トピックス

2011年度第二次気球実験の実施について

【実験期間】8月15日(月)〜9月18日(日)(実験予備期間を含む)
【実験場所】大樹航空宇宙実験場(北海道広尾郡大樹町)

9月14日のBS11-06実験を持って2011年度第二次実験は全て終了しました。

B11-04 小型実験用再突入システム大気球落下実験

簡易で早期の回収型宇宙実験を可能とし、さらなる宇宙利用の活性化を目指して、50kgサイズ以下の超小型衛星に宇宙実験の回収機能を持たせる小型実験用再突入システム(μ-Laboratory Reentry System:μ-LRS)の研究を進めている。
本実験では、アポロ型カプセルを高空から落下させ遷音速まで加速し、再突入飛行中のカプセルの誘導を行うにあたって必要となる、予想される動的な不安定性の把握とその制御技術の検証、また再突入中のカプセルの制御特性の把握を目指している。
【観測担当】東京大学大学院工学系研究科

B11-05 新テレメトリコマンドシステム性能評価

大気球実験を宇宙科学研究者にとってより利用しやすくすることを目的として、大気球実験室ではユーザインターフェイスをシリアル通信とした新しいテレメトリコマンドシステムを開発している。
本実験では2012年度からの実用化のために、飛翔環境下でのEnd-to-end試験による性能評価を実施する。
【観測担当】JAXA宇宙科学研究所

  • 今季実施見送り

BS11-06 超薄膜高高度気球飛翔性能試験

気球用フィルムとして世界で最も薄い、厚さ2.8μm、折径140cmのポリエチレンフィルムを用いて製作した容積80,000m3の超薄膜高高度気球の飛翔性能試験を行う。過去3回の気球上昇中の頭部損傷を踏まえ、放球作業中および放球中に最もストレスを受ける気球頭部を二層にして気球強度を強化している。本気球の開発により中間圏下部の「長時間その場観測」を開拓する。
【観測担当】JAXA宇宙科学研究所

2011年8月10日

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