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赤外線天文衛星ASTRO−Fが内之浦に到着赤外線で天体観測を行うASTRO−F衛星は,相模原キャンパスでの試験をすべて終了し,昨年末に鹿児島県肝付町(旧内之浦町)の発射場に運ばれました。相模原からの出発は,日本列島が寒波に覆われ鹿児島でさえ積雪!という状況の中でしたが,無事に発射場に搬入され,ほっとしました。 振り返ってみると,ASTRO−Fミッションの提案が認められプロトタイプの設計が始まってから9年が過ぎようとしています。長い道のりでしたが,いよいよ打上げに向けての作業開始です。衛星自身の準備作業だけでなく,追跡運用やデータ解析の準備,そしてM−Vロケット8号機の打上げ準備が急ピッチで進んでいます。多くの人の手で支えられて宇宙に飛び立とうとしているASTRO−Fが,期待を裏切らない素晴らしい成果を挙げ,今年が良い年になることを信じて,もうひと頑張りしたいと思います。
(村上 浩)
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