第30回大気圏シンポジウムを下記の要領で開催します。

日程

2016年12月5日(月)~6日(火)

場所

宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所・新A棟2階 A会議室
〒252-5210 相模原市中央区由野台3-1-1
アクセス

テーマ

対流圏・中層大気から熱圏・電離圏まで、地球及び他の惑星の大気に関する研究を分野横断的に扱ってきた大気圏シンポジウムですが、今回を最後の開催とします。大気の物理と化学の探求は、地球や惑星の環境形成の理解のために重要であるとともに、人類の生存に関わる気候予測や大気圏・宇宙空間利用のためにも重要性が増しています。最終回となる今回も研究の成果と将来計画に関する講演を広く募集します。

特別セッション

「地球・惑星大気の上下結合」
最後の大気圏シンポジウムの企画として、地球および地球外の惑星における永遠のテーマである、大気の上下結合に焦点をあてます。大気圏の特徴の一つとして、幅広い高度範囲にまたがる流体であり、高度によって大きく異なる物理的化学的性質を持つとともに、遠く離れた大気層の間の様々な相互作用が大気構造の成立のために本質的に重要であるということがあります。地球においては短周期波動や電磁気過程を介した地殻・対流圏と高層大気の結合が実証的に研究されるようになり、火星や金星においても高層大気の激しい変動性を下層大気との力学的結合で説明しようという試みが盛んです。このような上下結合は、大気物理学としての興味や大気圏の実利用的側面からの興味に加え、高層大気からの大気流出といった惑星進化の観点からも注目されています。本セッションでは、上下結合というキーワードのもとに分野横断的に講演を企画し、問題意識を共有するとともに新たな研究の方向性を探ります。

プログラム

第30回 大気圏シンポジウム プログラム(PDF)

講演原稿について

講演原稿は、シンポジウムシステムに各自ログインし、論文公開についての同意後、PDF形式でアップロードしてください。

シンポジウムシステム:https://www.sset.jp/ISAS_sympo/

利用者マニュアルP.11 「原稿提出の方法」をご参照ください。

講演申込期限

2016年11月4日(金) 2016年11月11日(金)に終了しました。

講演申込

以下のURL(シンポジウムシステム・外部サイト)よりお申込みください。
https://www.sset.jp/ISAS_sympo/

初めて申込みされる方は、ユーザ登録が必要になります。利用者マニュアルをご覧ください。
利用者マニュアル

問合せ先

JAXA/ISAS 大気圏シンポジウム世話人
E-mail:taikisympo@ml.isas.jaxa.jp
(担当:阿部 琢美、今村 剛(東京大学)、石川 美穂)

その他

シンポジウム後刷集は、JAXAリポジトリに登録、インターネット上で公開することを原則としますので、論文を公開することについて同意していただく必要があります(下記参照)。また、そのことにより、学会誌等への投稿が制限されることがありますので、予めご了承ください。
JAXAリポジトリについて

  • 口頭発表・ポスター発表いずれも受付けますが、口頭講演は時間の関係上ご希望に添えない場合があることをご承知おき下さい。
  • 宇宙研のロッジの予約は下記URLからお願いします。
    http://www.isas.jaxa.jp/researchers/lodge/

世話人:阿部 琢美(宇宙航空研究開発機構)、今村 剛(東京大学)、山本 衛(京都大学)、村田 功(東北大学)

プログラム

12月5日(月)

10:35~10:40 世話人挨拶および事務連絡
10:40~12:00 I.特別セッション「地球・惑星大気の上下結合」(1)
12:00~13:00 昼休み
13:00~14:40 II.特別セッション「地球・惑星大気の上下結合」(2)
14:40~14:50 休憩
14:50~16:20

II.特別セッション「地球・惑星大気の上下結合」(3)
総合討論

16:20~17:20 IV.ポスターセッション

12月6日(火)

10:20~12:00 V.金星大気(1)
12:00~13:00 昼休み
13:00~15:00 VI.地球大気
15:00~15:10 休憩
15:10~16:50 VII.金星大気(2)
16:50~17:00 世話人挨拶