大学共同利用連携拠点

宇宙科学研究所は大学共同利用連携拠点で新しい大学共同利用の在り方を試行しています。これは文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会研究環境基盤部会のH24年(2012年)9月の答申「大学共同利用機関法人及び大学共同利用機関の今後の在り方について」に沿った考え方です。

大学共同利用連携拠点は、大学とISASのマッチングファンドで拠点を立ち上げられ、「大学との双方向連携の強化」により、宇宙科学プロジェクトの創生と実施をめざしています。4年間を目処に活動し、終了後は大学が活動を継続することを期待しています。

従来の大学共同利用

大学共同利用連携拠点による新しい大学共同利用

これまでの大学共同利用連携拠点

京都大学 宇宙総合学ユニット

2010年〜2013年度(終了)
宇宙開発利用を担うグローバル人材の育成を目標とする。拠点終了後の2014年度より文部科学省特別経費プロジェクト「宇宙開発利用を担うグローバル人材育成のための宇宙学拠点の構築」 として継続。

名古屋大学 ERGサイエンスセンター

2013〜2017年度(活動中)
ERGサイエンスセンターの機能を開発し、その機能を世界の研究者に提供する。
ERGだけでなく、数多くの地上観測とシミュレーションを同じプラットフォーム上で解析が可能になるようにデータとソフトウエアーを整備し、世界の研究者に提供している。
https://ergsc.isee.nagoya-u.ac.jp

東京大学 超小型探査機開発拠点

2015〜2018年度(活動中)
超小型探査機による惑星探査のための研究基盤の構築とそこからの成果創出。超小型探査機開発のインフラ整備をすすめるとともに、NASAのSLLの参加も本拠点の活動の一部として実施している。
http://utops.s.u-tokyo.ac.jp/research_education/micro-satellite/

神戸大学 惑星科学研究センター

2015〜2018年度(活動中)
太陽系科学ミッション案の育成と、それを担う人材の育成を目標としている。
火星衛星サンプルリターンワークショップ、DESTINY+サイエンスワークショプなどISASの将来ミッション(候補)と強く結びついて研究会を主催。また、メーカー所属も含む若手を対象とした「探査ミッション立案スクーリング」を継続実施している。
https://www.cps-jp.org

2017年度より開始した3つの連携拠点

東京大学 硬X線・ガンマ線イメージング連携拠点

2017〜2020年度(活動中)
硬X線・ガンマ線イメージング技術を応用した「医学研究における実験手法実現のためのソリューション提供」の場として、「高分解能小動物生体内3Dイメージングによるがん研究の革新」をめざした研究を実施する。

北海道大学 超小型深宇宙探査機用キックモータ研究開発拠点

2017〜2020年度(活動中)
超小型深宇宙探査機をGTOから深宇宙軌道に投入するピギーバック搭載可能なキックモータを実現する。6Uクラスを月に向かわせるフライトモデル、プロキオンクラスを火星に向かわせる向かわせるエンジニアリングモデルの実現をめざす。

千葉工業大学 惑星探査研究センター 惑星探査基盤技術開発・人材育成拠点

2017〜2020年度(活動中)
小天体・ダストの観測・測定機器の開発の機会を利用して、太陽系科学探査を観測・観測装置の面から担う人材を継続して育成するサイクルを確立する。それと通してアストロバイオロジーの新展開もめざす。具体的には、ダスト観測装置(カウンタおよびアナライザ)、天体表層撮像用観測カメラ、ダスト捕集機構などの研究開発の機会を利用する。