アストロバイオロジーは、天文学、太陽系科学から、地球化学、生物学まで多くの分野を融合する学際的な営みとして、今世紀の宇宙科学の世界潮流に新しい流れを形成しつつあります。
ISASは2012年以来、「日本アストロバイオロジーネットワーク(JABN)年次総会」を助成したり、国際アストロバイオロジーシンポジウムを相模原にて共催するなど、我が国のアストロバイオロジー研究コミュニティの発展を支援して参りました。2019年には、他機関・団体が主催するアストロバイオロジー関連の研究集会と併存、相補う形で、特に「宇宙実験・探査を通じて可能となるアストロバイオロジー研究」を、理工学一体で継続的に議論できる場を創造することを目的として、本シンポジウムの設立研究会を開催いたしました。
その後パンデミック禍により2年間の中断を経ましたが、この度ポストコロナ期に向けて、下記の要領でオンライン研究会として再開できる運びとなりました。本年度は、まず「宇宙生命探査」の最先端に関する基調講演を海外から招聘し、その後二日間で、我が国の理工学研究者からの招待講演、次世代を担う学生諸君の研究発表、日本初のアストロバイオロジー宇宙実験「たんぽぽ」の特別セッション、パネルディスカッションを企画いたしました。
年度末ではありますが、遠方にお住まいの方やお時間が限られている方も、是非この機会にご参加頂きますよう、お願い申し上げます。
開催日 |
2022 年 3 月 28 日(月)~ 29日(火) |
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場所 |
オンライン(Zoomウェビナー)にて開催 |
内容と構成 |
2021年度 ISAS宇宙生命探査シンポジウム プログラム |
招待講演者(一部) |
青木順(大阪大学)、上野雄一郎(東工大)、塩谷圭吾(JAXA/ISAS)、奥平恭子(会津大学)、加藤真悟(RIKEN)、河原創(東京大学)、北台紀夫(JAMSTEC)、癸生川陽子(横浜国大)、小林憲正 (横浜国大)、左近樹 (東京大学)、曽根理嗣(JAXA/ISAS)、高井研(JAMSTEC)、津田雄一(JAXA/ISAS)、村上豪(JAXA/ISAS)、藤田和央(JAXA/ISAS)、船瀬龍(JAXA/ISAS、東京大学)、三田肇(福岡工大)、山岸明彦(東京薬大)、山田和彦(JAXA/ISAS)、横谷香織 (筑波大学)ほか |
問い合わせ先 |
JAXA/ISAS学際科学研究系 矢野創 ( yano.hajime_at_jaxa.jp ) |
その他 |
*シンポジウム後刷集は、JAXAリポジトリ に登録、インターネット上で電子版として公開いたします。ただしその掲載の可否、内容の編集等は講演者にご判断いただきますこと、あらかじめご了承ください。 |