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ISASメールマガジン

ISASメールマガジン 第383号

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ISASメールマガジン   第383号       【 発行日− 12.01.24 】
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★こんにちは、山本です。

 週末の雪は相模原では道路に積もるまでには至らなかったのですが、屋外に駐車していた自動車を白く包んでいました。

 みぞれ混じりの天候では気温も上がらず、エアコンの無い廊下に出るのに一大決心が必要でした。(ちょっと大げさ)

 インフルエンザの流行が始まっているようですが、乾燥より湿気の方がウィルスの敵と思うと、寒さに負けないように、暖かい服装をしてガンバラなくっ ちゃ!

 今週は、月・惑星探査プログラムグループの細田聡史(ほそだ・さとし)さんです。

── INDEX──────────────────────────────
★01:『「はやぶさ」鉄道換算・完結編』 ープラズマの軌道の先ー
☆02:宇宙学校・あさくち ー宇宙に夢中!ー(2012年1月28日)
☆03:展示室 臨時休館のお知らせ
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★01:『「はやぶさ」鉄道換算・完結編』 ープラズマの軌道の先ー


『ゆっくりでも止まらなければ結構進む』

という言葉を年末のはやぶさツイッターに書きました。
(⇒ 新しいウィンドウが開きます https://twitter.com/#!/Hayabusa_JAXA/status/153126369331650561

私の大好きな言葉で、大学の時に先輩から頂きました。果たして、私のライフワークとなるイオンエンジンの運用を言い表す言葉となりました。意志薄弱な 私がこの言葉を座右の銘にするには時間がかかりそうですが、いつかは体現したいと思っております。

継続は力なり。千里の道も一歩から。涓滴岩を穿つ・・・。


 というわけでこんにちは、IES兄こと細田です。文章を書くことが本当に苦手な私から3回もメルマガ執筆の契約を勝ち取る山本さんはQBよりも恐ろしい存在だと断言致します。さて、恨み節を言う暇もなく締め切りが迫ってしまい何を書こうかを悩んでいましたが、「はやぶさ」1号の忘れ物が二つあったことを思い出しました。今回はそのうちの一つ、「はやぶさ鉄道換算」の完結編を書きたいと思います。

「ゆっくりでも止まらなければ結構進む」

という話です。


 その前に、メルマガ購読者の皆さんが「はやぶさ鉄道換算」というものをご存じでは無いかと思います。ちょっと説明しましょう!
(・・・いや、させてください、お願いします)


 「はやぶさ鉄道換算」というのは「はやぶさツイッター」で行っていた企画で、端的に申しますと『我々がはやぶさツイッターを始めた日(2010年4月15日)から、地球帰還(同年6月13日)までの「はやぶさー地球間」の距離を日本地図のスケールに当てはめて、だんだん近づいてくる様子を視覚化したもの』です。

なぜ鉄道なの?
という疑問ももっともですので順を追って説明します。


 地球帰還に向けて飛び続ける「はやぶさ」は、イトカワの軌道をイオンエンジンで離脱しつつ、地球に向かい猛烈な速度で追い上げます。

その距離は1日で実に数十万km!! 月と地球間の距離は約38万kmですから、毎日が月旅行気分です。


 はやぶさのツイッターを始めるまでは、「はやぶさ君の冒険日誌」の著者として有名な小野瀬直美さんが「今週のはやぶさ君(※注1)」というコーナーを毎週更新して、はやぶさ君の距離と方位を出し続けましたが、いかんせん宇宙というのはスケールが大きいので、どれくらい近づいたのかイメージが湧きません。


<体験用サンプル>

・2010年3月18日00時00分(日本時間では、3月18日の09時00分)現在のはやぶさ君は、地球からの距離27,970,570km、赤経8h4m17s、赤緯30.46度(ふたご座)にいます。

・2010年3月25日00時00分(日本時間では、3月25日の09時00分)現在のはやぶさ君は、地球からの距離26,963,580km、赤経7h58m41s、赤緯30.88度(ふたご座)にいます。


やったぁ!
今週もすっっごい近づきましたね!!(ドヤァ

・・
・・・
・・・・・・いかがですか?


 非常に手間のかかる情報発信なのですが、これでは小野瀬さんがあまりにも報われない。

なんとかせねば! と思い立って、移動距離を何か別のスケールで表そうとしたのが所謂「○○換算」の始まりです。

最初は移動距離を「地球21個分」という「地球換算」
(⇒ 新しいウィンドウが開きます https://twitter.com/#!/Hayabusa_JAXA/status/12313260121
を行いましたが反応が芳しくない・・・。

もっと身近な換算スケールは何だろう? と考えぬき、
満を持して投入した「レモン換算」
(⇒ 新しいウィンドウが開きます https://twitter.com/#!/Hayabusa_JAXA/status/12313591282
にはツッコミの嵐が吹き荒れました。

私もちょっと日本的過ぎたかな? 
と大いに反省しまして、新たに国際的なスケールとなりうる「GODZILLA換算」
(⇒ 新しいウィンドウが開きます https://twitter.com/#!/Hayabusa_JAXA/status/12324499706
を提案しましたが残念な反応でした。


 この手の換算は他の先生方もよく使うようで、
「イトカワは東京タワー以上スカイツリー以下だ!」とか
「大型タンカーよりちょっと大きいくらい」とか
「相模原キャンパスの端から端まで」とか
バラエティに富んでいます。皆さんも講演で聴いたことがありませんか?

この3つの中で、私が気になったのは
「相模原キャンパスの端から端まで」
という表現でした。これだけが水平方向で、かつ徒歩で体感可能なスケールだったからです。

この考え方を発展させて残り距離を何かの大きさで換算すると決めましたが、1日どこまで進んだかを感覚的に理解するためにはランドマークが必要と考えました。長い距離を取れて、なおかつ短い間隔で定期的に「誰でも知っている・調べられるランドマーク」があるもの・・・といったら、もう鉄道しかありませんよね!

一般道は通るルートの自由度がありすぎるし、高速道路はランドマークの間隔が長い。対して鉄道ならば数kmおきに駅が幾らでも存在するし、何より私は鉄道が好きだ!(※注2)

・・・という経緯で、鉄の軌道に「はやぶさ」を乗せることを決意しました。


 鉄道換算にすると決めたので、次は「どこを走らせようか」をウキウキと考えます。とはいえ、帰還まで2ヶ月間も走らせないといけないのですが、普通に列車を走らせたら、どんなに頑張って距離を取っても3日くらいで完走してしまうでしょうか?
そこで、冒頭の言葉です。

『ゆっくりでも止まらなければ結構進む』

じゃあいっそ徒歩で歩かせてしまおう! スタンドバイミー上等。というわけで、実際は時速1万km以上で近づく「はやぶさ」を、スケール速度で時速数kmに落とし込むことに決めました。

ざっと計算して、2ヶ月で1000kmくらい必要です。

「あ!西鹿児島から東京まで1500kmくらいじゃなかったか?」

その時「はやぶさ」の帰還を待たずしてその翼を休めることになった、もうひとつの「はやぶさ」を思い出しました。で、図書館に行って時刻表をめくるとビンゴ!

探査機「はやぶさ」に寝台特急「はやぶさ」の全行程を走破して貰います。

これで方針は固まりましたので、あとはエクセルでちょこちょっこと計算して、ファイナルアプローチとなる月と地球間の距離がちょうど横浜線の東神奈川ー淵野辺(宇宙研の最寄り)に成るように調整した結果、

『西大山ー鹿児島中央ー東京ー東神奈川ー淵野辺』

の全行程約1600kmの徒歩の旅と相成りました。なぜスタートが西大山なのかは色々理由がありまして、
「内之浦のスタートの替わり」、
「その海の先に豪州ウーメラがある」、
「僕の上司は『西山大先生』」、
「やっぱり本州最南端は外せない」
・・・とか、そんな感じです。この辺りの調整作業は心躍る楽しい作業でした。
宮脇俊三先生も「時刻表2万キロ」を考えた時、こんな気分だったのでしょうか?


 準備万端でいよいよ「鉄道換算」を始めたのが2010年4月25日です。
(⇒ 新しいウィンドウが開きます http://twilog.org/Hayabusa_JAXA/date-100425
そのツイートがこちら・・・

『今日はいよいよ地球までの残りが2000万kmを切ります。これまでの数十億kmの旅路からすると,本当に近くに感じます(とはいえ,まだまだ月までの距離の52倍以上ありますが・・・)。残り距離について、もう少し直感的(?)にしてみましょう。
4/17時点での残り距離を、鹿児島県の指宿線西大山駅ー東京駅経由ー淵野辺駅間(1600km)に当てはめると約1万4千分の1スケールになります。このスケールだと地球の直径が900m相当。神奈川だと丹沢くらい。月までは28km相当(淵野辺ー東神奈川間に相当)。
これだと、はやぶさの『今の』速度は時速0.9km相当。御老人がお孫さんの手を引いてゆっくり歩く速度位でしょうか?このスケールでの「はやぶさ」の現在位置(4/24時点)は、鹿児島県から熊本県に入り,肥薩おれんじ鉄道の袋駅ー水俣駅間にいます。月浦公民館のすぐ横くらいです。(IES兄)』


 自惚れするほどの会心の換算だと満足していましたが、後でツイッターへのお返事を見たら
「1ミリも分からなかった」
「日本語でおk」
のオンパレードで心が折れるかと思いました・・・。

というわけで、観念して作った図がこれです。
(⇒ 新しいウィンドウが開きます http://twitpic.com/1i75jd
この時点でのスケール速度は非常に遅く、時速1km以下です。今年86才になる腰の曲がった私の祖母が、ゆっくり歩く様子が目に浮かびました・・・。

それでも歩みを止めなければ、1週間で鹿児島最南端から熊本まで歩いてしまうのです!ゴールの淵野辺はまだ遙か1400kmの彼方ですが、
「いいぞ、はやぶさ君! そのまま歩き続けろ!」
という想いを乗せてはやぶさ君を歩かせ続けました。


4月29には肥後伊倉を通過、
(⇒ 新しいウィンドウが開きます https://twitter.com/#!/Hayabusa_JAXA/status/13032276669
 ⇒ 新しいウィンドウが開きます https://twitter.com/#!/Hayabusa_JAXA/status/13032239922

ゴールデンウィーク中に福岡を通過し
(⇒ 新しいウィンドウが開きます http://twitpic.com/1l5lbg
本州に入りました。残り約1200km。実機の「はやぶさ」はTCM-1が丁度終わったところです。

歩みを止めないはやぶさ君は、新幹線では見ることの出来ない美しい周防灘を横目に歩き続け、
(⇒ 新しいウィンドウが開きます http://twitpic.com/1m81ko

1ヶ月後の5月15日に広島に達し、セノハチ越えを行います。
(⇒ 新しいウィンドウが開きます http://twitpic.com/1ntkl7

帰還まで残り1ヶ月、残り距離900km。正直な印象は「遠いなあ・・・」
でした。換算を作った本人がこれなのですから、見ている皆さんの心配はいかばかりだったかと察します。


 この鉄道換算のポイントをおさらいします。

・距離を体感可能な水平方向への換算
・ポイント毎に場所をイメージできるランドマークがあること

ならば、鉄道以外でも出来そうだなと思ったのがこの頃で、試しに車で換算してみることにしました。

「条件を満足できそうな道っていうと、サーキットか峠かな? 鈴鹿、モナコ、榛名山下りなら目をつぶっても走れるしな(ゲーム的な意味で)」

ということで、残り1ヶ月から鉄道換算と平行して
「鈴鹿サーキット換算」
(⇒ 新しいウィンドウが開きます http://twitpic.com/1ntqbx
というのを始めましたが、「すごいわかり易い!」と非常に好評を得ました。
・・・鉄道だって分かりやすいように一生懸命書いていたので、ちょっと涙目になっていたのは秘密です。


 鉄道換算は5月23日に兵庫まで進みました。
(⇒ 新しいウィンドウが開きます http://twitpic.com/1qauuh
神戸線に入ってからは速い速い! 一気に進んできました。地球との相対速度がどんどん増しているので、スケール速度も3割り増しです。

この後、「はやぶさ」は長い長いTCM-2に入りました。IESチームも気力を振り絞って8時間ローテを4人で回します。


 2010年5月21日。この日から宇宙には素敵な仲間が増えます。
「あかつきくん」と「イカロス君」ですね。宇宙は彼等の会話でますます賑やかになりました! その一方で、はやぶさの距離は容赦なく減っていきます。

5月28日には琵琶湖線からいよいよ東海道線に入りました。
(⇒ 新しいウィンドウが開きます http://twitpic.com/1runn0
あと2週間、残り500km・・・。
「帰って来ちゃう・・・」
ほんの数週間前までは残り距離が減らずにヤキモキしていたのに、今度は減っていく数字に焦りを感じ始めます。


 あかつきくん・イカロス君がはやぶさ君と一緒に宇宙を飛べる期間は、たったの一ヶ月。それを知ってか、彼等は毎日のように会話して心を通わし続けます。しかもイカロス君はセイルの展開という世界初の大仕事をしなければなりません。大胆に、慎重に、世界初の偉業に向けて準備が進みますが、その間も時間はどんどん過ぎて行きます。

刻の流れは残酷です。そしてまた、はやぶさ君の歩みも止まることはありませんでした。

「@ikaroskun @Akatsuki_JAXA 深宇宙局越しの会話もなかなか面白いね。知ってる? 地球からの距離、あと数日で君たちの方が遠くなるよ。」


 鉄道換算も、いつしか我が故郷愛知県に突入していました。
(⇒ 新しいウィンドウが開きます http://twitpic.com/1t98wn
居ても立ってもいられなくなり、あかつきチームとイカロスチームにメールを書いて彼等を鉄道換算に出すお許しを頂きました。

地球を離れ片道切符の旅に出る「あかつき」と「イカロス」。満身創痍で「地球に還る」ために飛び続ける「はやぶさ」。その想いが受け継がれることがあっても、その軌道が重なることはありません。ならばこの鉄の軌道の中だけでも彼等をすれ違わせたい。その想いが、TCM-3・TCM-4と文字通り命を燃やす日々を過ごす私を突き動かしていました。

そして6月2日深夜、上り列車と下り列車はすれ違いました。お互いの使命を果たすためのタブレット交換です。「ここから先の軌道は、もう君達のものだ。信号はこの先ずっと青だよ。」 (⇒ 新しいウィンドウが開きます http://twitpic.com/1vnbwr

6月10日、TCM-4が終わりイオンエンジンはその役目を終えます。気がつけば残りの距離は100km足らず。既に神奈川県に突入していました。

そして6月12日午前9時、ハイケンスのセレナーデを口ずさみながら、はやぶさ君は東京駅10番線まで完走します。寝台特急「はやぶさ」の全区間走破完了です!

しかしゴールはここではありません。残り1日、その後、踵を返して今度は京浜東北線を歩きます。

6月12日午後11時、鶴見到着。
(⇒ 新しいウィンドウが開きます http://twitpic.com/1w5fos
横浜線が見えてきました。


 実は、公式の換算図はこれ以降アップロードされていません。理由は「はやぶさ」の距離が近づいて、換算するまでもなく残り距離がイメージできるようになったことと、センチメンタルな話ですが、なんとなく自分の手で最後を書くことができなかったからです。でも今日書くことにします。僕らは次に進まないといけないから!


 日付が変わって、2010年6月13日の地球帰還当日、はやぶさ君はついに横浜線に入ります。ゴールの淵野辺まで12駅・・・ですが、ここでゴール の設定を変更しました。と言うのは、はやぶさ君があかつきくんにかけた、

「僕は先生の手の鳴る方へ帰る。大丈夫、もう迷わないから。」
(⇒ 新しいウィンドウが開きます https://twitter.com/#!/Hayabusa_JAXA/status/15936407813

という言葉を聞いた時、
「ゴールは、ここ(宇宙研)だよね」
と自然に思えたからです。
さあ、再換算開始です!


6月13日

 3時、大口駅を通過。 残り38万km、月軌道の内側に入る。見守る「ひてん」「かぐや」にお別れを。

 8時、小机駅通過。 残り29万km。

13時、十日市場手前。 残り20万km。

20時、古淵駅駅直前。 残り6万4千km、カプセルを分離。地球撮像のために、姿勢屋さん達が全力で暴れる機体を抑え込みにかかる。

22時、淵野辺駅直前。 残り2万km、静止衛星軌道の内側に入る。

22時46分、共和4丁目交差点で国道16号を渡る。 残り600km、オーストラリア上空。

地球重力に引かれて「はやぶさ」はぐんぐん加速。

 このあたりのスケール速度は時速3km! はじめはよちよち歩きだった彼が、胸を張って背筋を伸ばして歩いてゆきます! 

22時51分12秒、共和小学校正門前。 高度200km、「はやぶさ」大気突入。

22時52分28秒、JAXA相模原キャンパス正門前到着! 高度約47km、カプセルを除き、はやぶさ構体が溶融消滅。

22時56分、歩みの速度をぐっと落とし、ゆっくりゆっくりとA棟入り口に向かう。 高度5km、カプセルのパラシュートが開傘。

23時08分、キャンパスの皆が両手を拡げて迎えます!
「みんな、ただいま!」

ウーメラ砂漠に着地。


 4月に時速0.9kmという非常に遅い歩みでスタートした果てしない旅も、2ヶ月かけて本州最南端から相模原まで歩ききりました。歩みは遅くとも継続することで大きな事を達成できることがイメージできたでしょうか?

我々のイオンエンジンも、1gに満たない力を数年間のスケールで出し続けることで、時速1万kmに近い加速が可能なのです!

現在はこのエンジンの燃費をさらに3倍にしたエンジンも開発しており、イカロス君の弟となる「木星圏ソーラー電力セイル」に搭載すべく歩みを進めています。


 あの4月に、はやぶさ君は言いました。
「IKAROS、生きろ。」
(⇒ 新しいウィンドウが開きます http://twitter.com/Hayabusa_JAXA/status/12729342751

イカロス君は、限りある生を決して生き存えることなく新しい技術のために命を燃やし続けました・・・いや、今だ燃やし続けています。

あかつきくんも、一昨年の金星投入時のトラブルでは、チャンスをゼロにしないように自ら考えて生き残りました。バトンはまだ彼の手の中にあります。

『ゆっくりでも止まらなければ結構進む』

彼等の飛んだ軌道の先に見える「未来」、それをつかむまで歩みを止めないことが大切です。情報発信も、少ないながらも続けて行く覚悟です。

そしてなにより、ようやく始まった「はやぶさ2」を、僕たちは決して諦めません。応援宜しくお願いします!!


 さあ、はやぶさ2はどんな換算をしようかな?
今度は全県を通したいなー。最長片道切符も面白いかな?

♪線路は続くよ〜 どこまでも〜


(細田聡史、ほそだ・さとし)

※注1:サイトはこちら。
http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/weekly.shtml

2008年から地球帰還まで、何も無い時期にも一生懸命情報発信をして、2010年6月17日の最後の更新までを見事に完走しました!

「2010年6月17日00時00分(日本時間では、6月17日の09時00分)現在のはやぶさ君は、地球の大気に溶け込んでいます。」

は屈指の名文だと思います。おめでとう、ありがとう。


※注2:ただ、世に言う「テツ」というレベルではありません。ナノ鉄とかピコ鉄のレベルですので、苛めないでください。実際、鉄道換算を始めると鉄の方々から怖いツッコミが怒濤のように入りました。
(岩徳線なのか山陰本線なのか?!
 大阪はどこ通したんだよ?
 どこで気動車の入れ替えやるんだ?!
 一筆書きこそ正義!
 etc,etc・・・)
勘弁して下さいorz。

ところで、「はやぶさ」のラストショットを撮った橋本先生はテツです。
ガチです。新幹線「のぞみ」と探査機「のぞみ」の両方の開発に関わっている凄い人です。
新しいウィンドウが開きます http://www.isas.ac.jp/ISASnews/No.300/interview.html

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※※※ ☆02以降の項目は省略します(発行当時のトピックス等のため) ※※※