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ISASメールマガジン 第330号
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ISASメールマガジン 第330号 【 発行日− 11.01.18 】
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★こんにちは、山本です。
週末の日本列島は寒かったですね。週明けのISASは 建物が冷えきっていて、部屋の中は暖まっても 廊下の温度が上がらないので、部屋を出るのに覚悟（？）がいります。（歳のせいでしょ！ と言われそうですが……）
今週は、ISAS特別公開ミニミニ宇宙学校の校長先生でお馴染みの 並木道義（なみき・みちよし）さんです。
── INDEX──────────────────────────────
★01：相模原キャンパス見学案内
☆02：はやぶさカプセル内の微粒子の初期分析の開始について
☆03：赤外線・X線で探る超新星残骸での宇宙塵生成
☆04：フェルミ衛星LAT検出器チームがロッシ賞を受賞
☆05：イプシロンロケットの打上げ射場、内之浦に決定！
☆06：「はやぶさ」カプセル等の展示スケジュール
───────────────────────────────────
★01：相模原キャンパス見学案内
2009年度にはいると、見学者も少しずつ増えてきて土曜日、日曜日の休日も相模原キャンパス見学を開放することになりました。また、団体の見学者も増えはじめそれまでの案内係は1人から2人体制となりました。各人の対応回数は1ヶ月に8〜10回程度であり、1人で対応する見学者数は普通6名から20名位です。
見学の方法は、直接来訪者には守衛所で受付をした際に「ビジター」という札を首から下げていただき独自に見学してもらっています。それに対して前もって広報係に予約して受付を行った団体には、丸い番号札を付けていただいて 案内係が随行しています。
見学場所は直接来訪者は1階の展示室と屋外のM-VおよびM-3SII型までを見学ルートにしています。団体の見学者には、我々見学案内係が随行するために1時間30分以上の時間が必要で、空いている会議室があれば最初に宇宙研の案内用DVD（20分）を見ていただきます。その後、1階の展示室で各種衛星等の案内説明をして屋外に設置してある実物大のM-Vロケット、M-3SII型ロケットさらに飛翔体環境試験棟で衛星を組み立てるクリーンルームと衛星の試験装置等を見学しながら説明を行っています。
2010年6月に私自身「はやぶさ」カプセルの回収のためにオーストラリアへ行ったことで、その間の見学対応が大変だったと思います。日本に帰国した翌日には、私も団体見学者の対応をすることになっていたほどです。「はやぶさ」カプセルの回収が成功したことによって、7月からは一般見学者および団体見学者が急増し、見学者が多いときには1日に3回の見学対応も行いました。また、8月になると学校の休みと重なりさらに見学者は増加し、1日に1500人以上の日もあったようです。8月1ヶ月でおよそ8000人の人達が相模原キャンパスを見学に訪れており、守衛所の対応も急増してしまい、守衛さんたちには大変な苦労があったようです。
夏休み後にも見学者の数は減らず、12月下旬まで予約でいっぱいとなっていましたが、現在では3月までの団体見学者数はやや減り始めています。見学者の対応で注意することは、新しい衛星等が打ち上がるたびに見学者からの質問に答えるため、しっかり内容を把握することが必要です。生涯勉強を続けて常に脳の活性化を図るのもいいかなと思っています。
見学者も幼稚園児から小、中学生、お年寄りまで幅広い年代の方がおり、幼稚園児たちには1階の展示室に沢山の衛星スタンプが置かれていますのでスタンプ集めをしていただき、他の方達には理解しやすく説明を行っています。もちろん沢山の質問もあり、できる限りわかりやすいように答えています。これまで見学者の方々からは
「わかりやすく丁寧に教えていただきありがとうございました。」
とか
「説明がすばらしかった。「はやぶさ」だけでなく宇宙の衛星のことがよくわかり、発見が沢山あった。」
等の礼状を頂き、来所された多くの皆さんに宇宙のことに興味を持っていただき、ありがたく思っています。
（並木道義、なみき・みちよし）
相模原キャンパス見学案内
⇒ http://www.isas.jaxa.jp/j/inspection/index.shtml
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※※※ ☆02以降の項目は省略します（発行当時のトピックス等のため） ※※※
ISASメールマガジン 第330号 【 発行日− 11.01.18 】
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★こんにちは、山本です。
週末の日本列島は寒かったですね。週明けのISASは 建物が冷えきっていて、部屋の中は暖まっても 廊下の温度が上がらないので、部屋を出るのに覚悟（？）がいります。（歳のせいでしょ！ と言われそうですが……）
今週は、ISAS特別公開ミニミニ宇宙学校の校長先生でお馴染みの 並木道義（なみき・みちよし）さんです。
── INDEX──────────────────────────────
★01：相模原キャンパス見学案内
☆02：はやぶさカプセル内の微粒子の初期分析の開始について
☆03：赤外線・X線で探る超新星残骸での宇宙塵生成
☆04：フェルミ衛星LAT検出器チームがロッシ賞を受賞
☆05：イプシロンロケットの打上げ射場、内之浦に決定！
☆06：「はやぶさ」カプセル等の展示スケジュール
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★01：相模原キャンパス見学案内
2009年度にはいると、見学者も少しずつ増えてきて土曜日、日曜日の休日も相模原キャンパス見学を開放することになりました。また、団体の見学者も増えはじめそれまでの案内係は1人から2人体制となりました。各人の対応回数は1ヶ月に8〜10回程度であり、1人で対応する見学者数は普通6名から20名位です。
見学の方法は、直接来訪者には守衛所で受付をした際に「ビジター」という札を首から下げていただき独自に見学してもらっています。それに対して前もって広報係に予約して受付を行った団体には、丸い番号札を付けていただいて 案内係が随行しています。
見学場所は直接来訪者は1階の展示室と屋外のM-VおよびM-3SII型までを見学ルートにしています。団体の見学者には、我々見学案内係が随行するために1時間30分以上の時間が必要で、空いている会議室があれば最初に宇宙研の案内用DVD（20分）を見ていただきます。その後、1階の展示室で各種衛星等の案内説明をして屋外に設置してある実物大のM-Vロケット、M-3SII型ロケットさらに飛翔体環境試験棟で衛星を組み立てるクリーンルームと衛星の試験装置等を見学しながら説明を行っています。
2010年6月に私自身「はやぶさ」カプセルの回収のためにオーストラリアへ行ったことで、その間の見学対応が大変だったと思います。日本に帰国した翌日には、私も団体見学者の対応をすることになっていたほどです。「はやぶさ」カプセルの回収が成功したことによって、7月からは一般見学者および団体見学者が急増し、見学者が多いときには1日に3回の見学対応も行いました。また、8月になると学校の休みと重なりさらに見学者は増加し、1日に1500人以上の日もあったようです。8月1ヶ月でおよそ8000人の人達が相模原キャンパスを見学に訪れており、守衛所の対応も急増してしまい、守衛さんたちには大変な苦労があったようです。
夏休み後にも見学者の数は減らず、12月下旬まで予約でいっぱいとなっていましたが、現在では3月までの団体見学者数はやや減り始めています。見学者の対応で注意することは、新しい衛星等が打ち上がるたびに見学者からの質問に答えるため、しっかり内容を把握することが必要です。生涯勉強を続けて常に脳の活性化を図るのもいいかなと思っています。
見学者も幼稚園児から小、中学生、お年寄りまで幅広い年代の方がおり、幼稚園児たちには1階の展示室に沢山の衛星スタンプが置かれていますのでスタンプ集めをしていただき、他の方達には理解しやすく説明を行っています。もちろん沢山の質問もあり、できる限りわかりやすいように答えています。これまで見学者の方々からは
「わかりやすく丁寧に教えていただきありがとうございました。」
とか
「説明がすばらしかった。「はやぶさ」だけでなく宇宙の衛星のことがよくわかり、発見が沢山あった。」
等の礼状を頂き、来所された多くの皆さんに宇宙のことに興味を持っていただき、ありがたく思っています。
（並木道義、なみき・みちよし）
相模原キャンパス見学案内
⇒ http://www.isas.jaxa.jp/j/inspection/index.shtml
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※※※ ☆02以降の項目は省略します（発行当時のトピックス等のため） ※※※