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ISASメールマガジン

ISASメールマガジン 第272号

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ISASメールマガジン   第272号       【 発行日− 09.12.08 】
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★こんにちは、山本です。

 JAXAでは、12月25日(金)まで、来年打ち上げる金星探査機「あかつき」に搭載する、あなたの名前とメッセージを募集しています。締切りがあと半月に迫っています。金星行きチケットのような参加証明書も好評です。

 今すぐ応募サイトへ GO!
新しいウィンドウが開きます http://www.jaxa.jp/event/akatsuki/index_j.html

 今週は、ISAS広報委員長の阪本成一(さかもと・せいいち)さんです。

── INDEX──────────────────────────────
★01:世界天文年を締めくくる金星探査機「あかつき」メッセージキャンペーン
☆02:小惑星ウスダ誕生!
☆03:IKAROS × Light Sail共同応援キャンペーン〜君も太陽系をヨットに乗って旅しよう!〜
☆04:今週のはやぶさ君
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★01:世界天文年を締めくくる金星探査機「あかつき」メッセージキャンペーン

 ガリレオ・ガリレイが自作の望遠鏡を使って宇宙を観測してから400年。これを記念した「世界天文年2009」が間もなく閉幕しようとしています。「宇宙 ー 解き明かすのはあなた」を統一テーマに全国的・全世界的な展開がなされ、12月5日と6日には神戸でグランドフィナーレが行われ、3日から6日には東京国際フォーラムで「宙博ソラハク2009」も開催されました。

 10月下旬から始めた金星探査機「あかつき」のメッセージキャンペーンが、世界天文年2009の最後に花を添えようとしています。個人申し込みのメインは世界天文年2009の「めざせ1000万人! みんなで星を見よう」サイトを通じたインターネットでの募集です。特急「あかつき」の金星行きの記念乗車券をダウンロード可能で、記念になること間違いなしです。JAXAの携帯サイト( 新しいウィンドウが開きます http://mobile.jaxa.jp )からも申し込みが可能ですが、機種によっては画像をダウンロードできない場合もあるかもしれません。その場合にはパソコンで再チャレンジをお願いします。

(あかつきキャンペーン  応募締切:2009年12月25日(必着)
 ⇒ http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2009/1201_akatsuki.shtml

 一方の団体応募はJAXAで取りまとめます。数さえそろえば何でありに近いルールですので、アイデアの出しどころです。実際、あちらこちらで面白い取り組みが始まっています。

 まずは身内から、ということで、相模原キャンパス展示室や丸の内のJAXAiなどには寄せ書き用の用紙が置かれています。相模原キャンパスでは大きめの白紙を用意して完全に自由に書いてもらおうという作戦ですが、JAXAiではA3の用紙を10×10の升目に区切り、一人分の限られたスペースに思いを込めてもらうというもの。低年齢層が多い場合には前者がよく、講演先の小学校でお願いした寄せ書きはとても楽しいものに仕上がりました。一方で、小学校中学年以上が多い場合には後者がお勧めです。何といっても、人数を数える手間が圧倒的に楽ですし、スペースが限られていると集中力が高まるということもあるようです。キャンペーンサイトにはダウンロード用の書式を置いてあります。

 科学館でもいろいろな取り組みがあります。例えばプラネタリウムの国内最大シェアを誇る五藤光学では「あかつき」関連のプラネタリウム番組を制作中ですが、これのプロモーションも兼ねて、あちこちの施設でキャンペーンを展開中です。

 イベント会場でもいろいろな取り組みがあります。11月中に行った「宇宙学校・東京」と「宇宙学校・くろべ」はもちろんのこと、例えば前出の「宙博ソラハク2009」でも模造紙がテーブルに用意されていて、スペースシャトルの公式飛行記念品(OFK)として宇宙を旅した世界天文年旗の返還に訪れた若田宇宙飛行士とSTS-127クルーや、挨拶に訪れた小沢環境大臣などが、楽しげに書いていました。

 自治体も動いています。宇宙科学研究本部の地元の相模原市では、市役所や公民館などに用紙を置いて団体メッセージを募集中。今月下旬に予定されている相模原市政令指定都市移行100日前イベントで、市長から手渡される予定です。ロケット射場2か所を擁する鹿児島県でも、県内全ての小・中学校や市町村の企画担当課向けに周知依頼が出ているようです。

 ところでこの寄せ書きメッセージ、参加された方はすでに体験済みかと思いますが、読むのも書くのも、とても楽しいものです。1枚の紙とサインペンと、そして寄せ書きを提案する勇気さえあれば、その場が盛り上がることは間違いなしです。年の瀬を明るくするこのキャンペーン、職場で、学校で、あるいは商店街の催しの目玉として、さらには忘年会やクリスマス会、結婚式などの思い出に、あるいは友情の証に、どしどしご活用ください。世界天文年エッセー賞の応募作品も収録されますし、例えば子供たちが学校で描いた絵なども1学年分まとめて写真に撮って1枚に収めていただければそれもOKです。

 世界天文年の終わりを飾るにふさわしい素晴らしいこの壮大なキャンペーン。
宇宙科学に期待を寄せるISASメルマガ読者の皆さんには、ただ参加するだけでなく、取りまとめ役として「あかつき」プロジェクト応援の勝手連の一員となることを願っています。

「金星 ー 訪れるのはあなた」

(阪本成一、さかもと・せいいち)

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※※※ ☆02以降の項目は省略します(発行当時のトピックス等のため) ※※※