NANA
小型ロケット用航法センサ(NANA)
NANA(New Advanced NAvigation sensor) は三菱プレシジョン株式会社が国内小型ロケット用途向けに開発した航法センサと自律飛行安全計算機の機能を合わせ持つ搭載用機器である。衛星測位と慣性センサを組み合わせて飛行中の位置と速度を計測する機能に加えて、計測した位置速度情報からオンボードで計算を行い、飛行経路が所定の条件から逸脱した場合に飛行中断を判定する機能も持つ。
◇NANA-NAV
NANAの構成品のうち、位置速度の計測と、自律飛行安全の計算をする機能を持つ部分である。28V 360mAで動作する。
◆質量:約1.6㎏
◆大きさ:W132㎜ D104㎜ H101㎜
◇NANA-LNA
NANA-ANTで受信した測位衛星の電波を増幅する低雑音増幅機(LNA)である。全部で3個搭載される。NANA-NAVから電源共有を受け動作する。
◆質量:0.14kg/unit
◆大きさ:W80㎜ D34㎜ H29㎜
◇NANA-ANT
測位衛星の電波を受信するアンテナである。埋め込み型の形状で飛行中の空力加熱の影響を低減し耐熱樹脂カバーを持っている。ロケットの側面に120度間隔で全3個艤装搭載する。
◆質量:0.17kg/unit
◆大きさ:φ76㎜ H14.5㎜
実験結果
の飛行実証結果①.png)
の飛行実証結果②.png)
の飛行実証結果③.png)
の飛行実証結果④.png)
の飛行実証結果⑤.png)