No.300
2006.3


ISASニュース 2006.3 No.300 

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宇宙学校・東京


 福井、長崎に続いて、今年度の「宇宙学校」の最終となる3回目の興行が行われました。3月4日、会場は東京大学駒場キャンパスでした。

 今回は打上げ直後のASTRO−F(あかり)のことも大切であろうということで、1時限目に片●さんの講演を据えました。片●さんは赤外線の基本的なことを丁寧に説明したので、そのような質問が続きました。

 2時限、3時限目はQ and Aの時間としました。2時限目は橋本、白石組による「ロケットと惑星探査」で、「小惑星探査機『はやぶさ』」を最初に上映しました。3時限目は海老沢、黒谷組による「宇宙と生命」で、「X線 天文衛星『すざく』」を最初に上映しました。講師陣は手堅い布陣で、新人は白石さんだけでした。

 4時限目は、的川さんによる「『はやぶさ』とイトカワ」の講演としました。的川さんは、ミッション外から「はやぶさ」広報に頑張ってきましたから適任です。若々しい「はやぶさ」グループの頑張りとたくましく成長していった様子を、前向きに伝えました。

 今回の修正点は、講演を二つにしたこと、時限ごとの人の入れ替えをしなかったこと、昼休みに「M−」、宇宙へ」の映画を上映していたことです。少しずつ改良を図っているM−Xロケットのようですね。

 従来は質問者に簡単な記念品を差し上げていましたが、今回はやめました。その都度記念品を差し上げることで適正な流れが滞ってしまうこと、それと、芸をしたアシカに砂糖をあげるようで何だか失礼だと思っていたからです。

 入場者数は515名でした。大きな階段教室が1階席も2階席もちょうどよく埋まって、いい雰囲気でした。「はやぶさ」の頑張り、今年に入ってのロケットの連続打上げ成功などが、お客さんを引き寄せてくれたのでしょう。

 校長役は平林が務めました。校長役をして思い当たることがありました。集まっていただいたたくさんの皆さんに楽しんでいただくように心掛けました。司会役をこなし続けていくことに、気恥ずかしい思いがあるのです。時にひょうきんな発言で皆さんに楽しく笑っていただけると、自分もリラックスできるのです。


(平林 久) 


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