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| - No.288 目次 |
| 特集 第５回宇宙科学シンポジウム |
| - 宇宙科学ミッションの新しい出発 |
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宇宙太陽発電衛星用大型展開パネルのモデル試作
宇宙太陽発電衛星(SPS)システムは，衛星軌道上に大規模な太陽光発電システムを建設し，発電したエネルギーをマイクロ波で地上に送る，将来のエネルギーシステムです。SPSを実用化するための大きな課題は，衛星軌道上から受電サイトへ正確にエネルギーを送る技術を確立することです。
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| 図 実証実験型SPSの概観 |
私たちは，このような大型パネル状アンテナの展開機構に関して，形状記憶合金を用いたスマート展開アクチュエータの開発を行っています。スマート展開アクチュエータには以下のような利点があります。
（１）機構が単純でパネルに組み込みやすい，
（２）断続通電による展開順序制御，展開速度制御が可能，
（３）ヒステリシスループを用いることで構造減衰に優れている，
（４）アンテナ面の熱変形補償のための形状制御が可能。
現在，モデル試作を通して機能実証を行っています。
(宇宙太陽発電衛星検討グループ)
