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私は『ISASニュース』編集委員兼宇宙科学シンポジウム世話人であったので,今回の特集号の編集担当を必然的に引き受けることとなりました。しかし,ページ数は通常の3倍以上,著者数も非常に多く,原稿依頼,文体の統一,校正結果のまとめなど,膨大な作業にぼうぜんとしました。シンポジウム世話人各位,編集委員各位,そしてフォトンクリエイトさんの多大なる協力を得て,なんとか発刊できました。
特集号は誌面の制限もあり,また編集スケジュールが非常にタイトであったため,シンポジウムでの発表のうち将来計画(まだ公式にプロジェクトがスタートしていないもの)と宇宙科学を支えるテクノロジーに関するものに限り,さらに『ISASニュース』の読者層に興味を持ってもらえる内容に絞りました。シンポジウムの詳細については,後日刊行される後刷集をご参照ください。
表紙のイラストは,将来計画の衛星想像図を太陽系の背景の上に配置してみました。地球と月の写真は,「はやぶさ」探査機が2004年5月に撮影したものです。火星と木星はNASA提供のものですが,数年後にはすべて日本の探査機の撮影した写真に置き換えたいですね。
(宇宙探査工学研究系 橋本 樹明)
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