No.191 |
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2月1日付けで平磯宇宙環境センター(郵政省通信総合研究所)に移り,新しい仕事に着手しているが,移るにあたって的川先生から「いも焼酎」を書くように申しつかった。これまでの宇宙研での生活を振り返ると共に,これから行なおうとしている新しいプロジェクトについて述べさせて戴くことにしたい。
あけぼのはオーロラの機構を解明する目的を持った衛星である。私はEXOS-C(おおぞら)ではじめて垣間見た極冠域をさらに詳しく見てみたかった。そこに見られるオーロラの正体が知りたかったのである。しかしなかなか活路が見いだせない時,西田現所長が実に明確にターゲットを与えてくれた。具体的に外国の幾人かの研究者を指差し,君がこれから納得させていかなければならないのは彼らだ,と勢いを込めて言われた。ターゲットが定まったからには丁寧に進めるだけだ。研究の進展は決して早くはなかったが,やっと最近になって極冠域オーロラ研究グループから講演の招待を受ける事が出来ている。
その骨子は以下のようである。「21世紀に向けて人類が活動する空間になる。しかし一方そこはとても恐ろしい空間で,常に放射線の驚異にさらされる場所である。放射線の総量は太陽フレヤーや磁気嵐等によって大きく変動する。これからの研究はフレヤーや磁気嵐の発生,およびこれに伴う放射線量の変化を予測,予知する事に向けられる」と言うものである。これは別名「宇宙天気予報」とも呼ばれ,アメリカの国家プロジェクトになっている。
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(通信総合研究所・平磯宇宙環境センター,おばら・たかひろ)
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