JAXAでは「はやぶさ」および「はやぶさ２」帰還試料から得られた成果を中心とした惑星物質科学の議論を行うために、国際シンポジウムを開催しております。
今年度は「はやぶさ２」の最新成果を中心に、始原天体探査の科学成果や観測計画から期待される新たな太陽系科学の展開に焦点を当てる内容を予定しています。
また、国立極地研究所主催の極域科学シンポジウム・南極隕石セッション（https://www.nipr.ac.jp/symposium2023/）と連続開催します。

開催日

2023年11月15日（水）～17日（金）
場所

A棟2階大会議場＋オンライン
詳細は次のサイト参照：
https://curation.isas.jaxa.jp/symposium/2023/index.html
言語

英語
参加登録

11/10まで
https://curation.isas.jaxa.jp/symposium/2023/Registration.html
無料
講演内容

・リュウグウ試料の最新の研究成果
・イトカワ試料、太陽系始原物質の分析研究
・小惑星と隕石の関係（特にリュウグウ、Benuu、炭素質コンドライト）
・太陽系天体の進化過程の理論・実験・観測研究
・太陽系の起源と進化に関する将来の宇宙ミッション
・現在および将来の地球外物質キュレーション方法の検討
・その他関連分野の研究
招待講演者

Ashley King (NHM, UK) -CIコンドライトとRyugu試料の関係
Martin Bizzarro (Centre for Star and Planet Formation - University of Copenhagen) -リュウグウ試料中のMg、Ca分析の最新結果
高橋嘉夫 (The University of Tokyo) - STXMによるリュウグウ試料分析
Jeremie Mathurin (Université Paris-Saclay) - AFM-IRによるリュウグウ試料分析
Guillaume Avice (Université Paris Cité, Institut de physique du globe de Paris, CNRS) -揮発性元素の捕集とキュレーション
Andrea Harrington (NASA, JSC) - NASA/JSCにおけるMars Sample Returnのキュレーション
黒川宏之 (The University of Tokyo) -次世代小天体サンプルリターンの構想
橘 省吾 (JAXA, ISAS, ASRG, University of Tokyo) - OSIRIS-REx帰還試料の現状報告
(第10回企画)
矢田 達 (JAXA, ISAS, ASRG) -　「はやぶさ」試料分析～10年のまとめ
臼井 寛裕 (JAXA, ISAS, ASRG) -「はやぶさ２」試料分析とJAXAキュレーションの現状
深井 稜汰 (JAXA, ISAS, ASRG) - JAXA小天体探査における試料採取・キュレーションの将来展望
SOC

藤本 正樹 (JAXA, ISAS)
橘 省吾 (University of Tokyo)
Jean Duprat (CNRS/Muséum national d'Histoire naturelle)
Michael Zolensky (NASA/JSC, USA)
Sara Russell (NHM, UK)
Frederic Moynier (IPGP, France)
癸生川陽子 (Tokyo Tech)
臼井 寛裕 (JAXA, ISAS)
岡田 達明 (JAXA, ISAS)
公開サイト

https://curation.isas.jaxa.jp/symposium/2023/index.html
https://www.nipr.ac.jp/symposium2023/
連絡先

JAXA-curation@jaxa.jp