2020年度以降の気球実験の公募について

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所では、JAXAの大学共同利用システムに基づき、宇宙科学研究のための成層圏気球(大気球)による飛翔機会を提供し、毎年大気球を利用した実験を公募しています。

大気球実験は、人工衛星や観測ロケットといった他の飛翔体による研究に比べて、提案から実施までに要する時間が最短一年程度と短く、実験機器への制限(大きさ、形状、重量、振動などの環境)が緩いことが特徴です。また、実験装置を回収することができるため、装置を改良しながら実験を繰り返すことにより大きな成果を得ることができます。こうした特長を生かして、これまで大気球実験は最先端の科学成果を生み出すとともに、新たに宇宙科学分野に参画しようとする多くの研究者の入口となってきました。(大気球実験の特徴については「観測ロケットと大気球~小型飛翔体実験へのいざない 」というリーフレットにまとめてありますので併せてご覧ください。)

また、大気球実験は比較的小規模な実験であることが多いため、参加する若手研究者や大学院生が実験全体を理解、把握して、プロジェクトを実現することを学ぶ場としても生かされてきました。宇宙科学研究所は、将来大規模な科学衛星計画をリードする研究者は、小型飛翔体実験(大気球実験、観測ロケット実験)への参画を通じて、こうした経験を積むことが不可欠であると考えています。

今回は2020年度及び2021年度に実施する国内気球実験および2020年度以降に実施する国外での気球実験を募集します。2020年度実施分として応募いただいた実験計画については、宇宙科学研究所宇宙理学委員会・宇宙工学委員会のもとに設置された大気球専門委員会にて本年11月に審議・選定を行います。また、2021年度以降実施分として応募いただいた実験計画については、今後の事業計画立案の資料とさせていただきます。

応募される方は、該当する気球実験申込書(または提案書)に必要事項をご記入のうえ、宇宙科学研究所科学推進部ISAS公募事務局宛に電子メールにてお送りください。

公募要領 ダウンロードしてご利用下さい。
2020年度以降の気球実験の公募について
申込書 ダウンロードしてご利用下さい。
国内気球実験申込書 [Word: 49KB]
国外気球実験提案書 [Word: 49KB]
海外機関飛翔気球実験提案書 [Word: 45KB]
募集締切 2019年9月27日(金)17時(必着)
送付・問合せ先 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所
科学推進部 ISAS公募事務局
T E L :042-759-8020
電子メールアドレス:koubo-isas(アト)ml.isas.jaxa.jp
*(アト)を@にかえてお送りください。

電子メールの件名に必ず【○○年度気球実験応募】と明記してください。
大気球実験に関する
技術的な問合せ先
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
宇宙科学研究所大気球実験グループ
電子メールアドレス: DAIKIKYU(アト)jaxa.jp
*(アト)を@にかえてお送り下さい。

電子メールの件名に必ず【気球実験応募問合せ】と明記してください。