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実際にしている仕事はどんなことなの? |
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太陽・地球・惑星を包む宇宙空間から放たれる電磁波を、人工衛星・惑星探査機で調べています。国内・国外の関係研究者と議論しながら、勉強・研究を進めています。
また、新しい衛星・探査機の検討・開発も大事な仕事です。主にお金の制約から、日本ではアメリカのような「馬鹿でかい花火をしょっちゅう」打ち上げるようなまねはできません。でも、小さくてもここぞというところを世界一にして勝負し、一流の成果を出していこうとしています。いろいろ考える毎日です。

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子供のころはどんな子供だったの?
好きなものとか、夢中になったものは何? |
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中学の頃、同級生に引き連れられ、望遠鏡をのぞいたり、水戸のプラネタリウムに行ったりして、いっぱしの天文少年になりました。また、おやじが電気会社に勤めてたので、社内研修用?のラジオキットをもらっては組み立てたり(壊したり?)していました。
とはいえ、どちらかというと歴史や社会の話のほうが好きで、(今でも、読む本はそういうものが多い。)学校の先生はそういう方向へ進むものだと思っていたようです。
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どうして宇宙の仕事をしたいと思ったの? |
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直接のきっかけは結構いい加減です。
大学生の頃、某体育会に所属し琵琶湖岸の合宿所生活をしていました。朝夕の激しい練習の中で「いかに大学に行かずに睡眠時間を稼ぐか」が私の生存にとって重要だったため一番暇そうな研究室を選んだら、宇宙をやっているところでした。
幸い、「好きこそものの上手なれ」でここまで何とかやってきています。
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これから宇宙開発、宇宙研究はどうなるの?
どうなればいいと思いますか? |
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日本の宇宙は、規模の制約のなかでもがきつつ、ここ10年でようやく世界の第一線にたてるようになりました。先行する米・露・欧からも、いろいろな共同プロジェクトの声がかかるようになっています。
特に米国は規模が違いますし、中国は国を挙げて盛り上げつつある。世知辛い日本にいてこれらに対抗するのは大変ですが、真似ではない、「よそがやらない新しいこと」をどんどん考えて、いろいろな国の人も巻き込みながら元気にやっていきたいですね。
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地球の子供たちにメッセージをどうぞ! |
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「宇宙」に出て行くには、多方面の科学・技術がそのベースとして必要です。これは、いろいろな国のたくさんの分野の人と一緒に仕事をする機会がある、ということを意味します。
「宇宙」に関係する科学・技術に一生をかけられるだけの興味を持てる方、いろいろな勉強を積み重ねて、ぜひ仲間に加わってください。
・主役として行動できる仕事である
・本音で行動できる仕事である
・世界に出て勝負できる仕事である
ことは保証します。 |