大気球
ドーム球場ぐらいもある気球を、飛行機よりも高い空に浮かべて
科学観測します。気球のいろいろを研究しています!

名前: 斉藤 芳隆
(さいとう よしたか)
専門: 大気球
実際にしている仕事はどんなことなの?
 

科学観測に使われている気球の開発をしたり、観測の手助けをしたりしています。気球は大きなポリエチレンの袋で、大きいものだとドーム球場くらいもあります。これにヘリウムガスをつめて、飛行機が飛ぶ高さの3〜4倍まであげているのです。

もっと高い空に浮かべたり、ずっと長い間、浮かんでいられるようにしたりして、気球でいろいろな観測ができるようにする研究をしています。たとえば、気球に使うフィルムを引っ張ってどこまで引っ張ったらちぎれるか調べたり、気球が飛んでいる様子を調べる装置を作って低温になっても動くか調べたりしているんです。


南極昭和基地でも大気球を飛ばしてオゾンの観測などをしています。

子供のころはどんな子供だったの?
好きなものとか、夢中になったものは何?
 

どうもいろんなことが好きで、面白いと思ったことにすぐに夢中になっていたみたいです。外でみんなと遊ぶのも好きで、ゴムボールで野球をやったり、ドッジボールをしたりしてました。走るのも遅く、なにをやっても全然うまくならないんですが、走り回って遊んでました。一人で遊ぶのも好きで、虫を捕まえたり、花をつんできて色水をつくったり、地面を掘ってトンネルを作ったりいろんなことをしてました。部屋にいるときは、同じ本を何回も繰り返して読んだり、植物の図鑑をずっと眺めていたりしました。

どうして宇宙の仕事をしたいと思ったの?
 

小学生のころに、アポロ宇宙船の展示会があったんです。そこにいって実物の宇宙船をみたり、宇宙の本を買ってもらったのがきっかけかもしれません。
いろいろな自然を調べてみるのが楽しかったので科学者になりたかったんです。宇宙にはほかでは見られないような、すごいことがいろいろと起こっているので、それが面白いです。

これから宇宙開発、宇宙研究はどうなるの?
どうなればいいと思いますか?
 

いま、宇宙というと何か特別なところで、そこがどうなっているかなんてなかなか感じられないですよね。もっと宇宙が身近になって、宇宙で起こった出来事とか、宇宙で開発されたものとかが実感できるようになったらなあと思います。

地球の子供たちにメッセージをどうぞ!
 

ちょっと立ち止まって、身のまわりをよく見てみるときれいなものだとか、面白いものがたくさんみつかります。それを手にとってながめてみたり、さわってみたりすると、もっと面白いものや、見たことがなかったものがでてきます。そういうのを見つけて、一緒に面白がれたら楽しいよね。

 

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