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西田篤弘名誉教授インタビュー「宇宙科学者としての50年」

西田篤弘宇宙科学研究所名誉教授が2012年の文化功労者に選ばれたことを記念し、JAXA宇宙科学研究所・小野田所長らが発起人となってお祝いの会が2013年2月24日に開催されました。また、お祝いの会の直前に、JAXA宇宙科学研究所の藤本正樹教授が「宇宙科学者としての50年」というテーマで西田先生にお話を伺いました。

インタビューした藤本教授より:
『大学院生時代の藤本の指導教員が西田先生であったという間柄ですが、藤本が学位取得した1992年には「GEOTAIL」が打ち上がっており、プロの研究者としては、「GEOTAIL」の注目されるべき成果を世界に向かって発表するのが当たり前という立場から出発しています。
そのような経緯なので、「GEOTAIL」以前の状況、この恵まれた状況が当たり前であることの有難さ、それを出発点として次のステップへと進むことの優位さ(あるいは、感じるべきプレッシャー)を自分はきちんと把握しているのだろうかという気持ちが、このインタビューに対する動機として藤本にありました。』

  • 「この流れから取り残されまいと、必死の思いで太陽、電離層、磁場の地上観測データを見た」
  • 「宇宙研も立ち上がる時期が来たと思った」
  • 「日本の研究者が国際的なcommunityの仲間入りするように動かなければいけないと思った」
  • 「私の研究者としての経歴のなかで一番忘れられない経験」
  • 「職業的科学者として共感できるのは、芭蕉の「不易と流行」という言葉」
  • 「新手一生」
  • 「宇宙研という一体感のある組織でcareerを送れたことは本当に幸運だった」
  • 「研究のfrontierがより遠くに広がった現在、日本は再び後発の立場」

このような示唆に富んだご発言が並ぶインタビュー記事を、ぜひお読みください。

2013年3月5日

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