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S-310-37号機打上げ成功!

観測ロケットS-310-37号機は、JAXA内之浦宇宙空間観測所から、16日午前11時20分に打ち上げられました。ロケットの飛翔および搭載された機器の動作は全て正常で、発射後59秒に開頭が行われ、60秒に観測を開始しました。ロケットは184秒後最高高度138kmに達し、全ての観測を終え、内之浦南東海上に落下しました。

この実験は、太陽からの電磁エネルギーが超高層大気を励起した結果として地球上の限られた領域に存在する高温度層が、内之浦上空に位置していることを地上からの観測により確認した上で実施され、搭載の電子温度測定器により高度99〜101kmに高温度層が存在していたことが確認されました。

電子エネルギー分布測定器、電場計測器、磁場計測器、ラングミューアプローブ、固定バイアスプローブ、太陽センサー、地平線センサー等搭載された観測装置は全て正常に動作しました。

詳細なデータの解析は今後実施されますが、全てのデータが計画通り取得されました。

S-310-37号機について、詳しくはこちら>>

2007年1月16日

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