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M-V-8号機第2組立オペレーション順調に進む

JAXA宇宙科学研究本部の赤外線天文衛星ASTRO−Fを打ち上げるM−Vロケット 8号機の第2組立オペレーションが、11/29より鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所(USC)で始まった。11月に第1組立オペレーションで組み立て済みのロケット最下部を推薬庫から搬出し(写真参照)、M組立室でノズル組み付け、計器部 計装処理等必要な作業を施した後、第1段モータ上部、1−2段接手、第2段モータ の順で門型クレーンを使い、整備塔に運び込んではクレーンで吊り上げ・吊り下ろし作業をし、丁寧に面を合わせては多数のボルトで組み上げていく。まさに手作りロケットである。現在までのところ作業は極めて順調に進んでおり、2月の打上げに向けてこれから搭載機器に灯を入れて動作チェック、タイマテストを行い、ロケット機体としての健全性を確認した後、第2組立オペレーションは終了する。12月末の衛星の到着を待ち、来年1月末から始まるM−V−8号機フライトオペレーションでいよいよ衛星を載せて打ち上げることになる。(M−V−8号機第2組立オペレーション実験主任:山本善一)

推薬庫からM組立室に向かう第1段モータ(下半分)

M組立室から整備塔へ移動

整備塔内での作業 の様子

2005年12月20日

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