07/1300:00:00: 今日の IKAROS(7/12) - Daily Report - Jul 12, 2012
Category: Operation
Posted by: IKAROS
本日の運用も,IKAROSからの応答は確認できませんでした.
IKAROSが冬眠モードに入って半年が経過しました.
夏本番を迎える賑わいの中で,いまだIKAROS運用には長い冬が続いています.
それでも春は訪れると信じ,運用を続けております.
スペアナデータと にらめっこ,という点では,
ノイズに埋もれそうなIKAROSの電波を何とか読み取っていた半年前も同じでした.
しかし,そこに有意な情報が見えるかどうかで,心持ちは全然違ってきます.
ノイズだけのデータを監視し続けるというのはつらいものです.
探索運用中は,そんなやりきれない時間が続くのですが,
今日は身体的にも疲労が来ていたこともあって,個人的にはかなりきつい運用でした.
というのも実は昨日,久しぶりにセイルを切ったり巻きつけたりする「膜作業」を
一日かけて行った関係で,身体の節々に疲労が,そして筋肉痛になっていたりします.
...ふふ,翌日に筋肉痛になるのは若い証拠さっ!
と,前向きに考えたのはさておき,IKAROS探索運用と並行して,
ソーラーセイルの基礎実験や研究というのも,着々と進行しております.
今回行った膜作業も,次期ソーラー電力セイルのセイル設計をにらんだ研究の一環です.
機械化なり何なり,快適に膜作業できる方式を見出すのも,課題の一つです.
ちなみに今回扱ったセイルは,一辺の長さが25メートルもある,
IKAROSよりも大きなサイズのセイルでした.
次期ソーラー電力セイルミッションで検討中のサイズは,
これよりさらに,長さにして2倍以上,面積にして4倍以上になります.
どうやって扱うんだろう...と,IKAROS探索同様にこちらも日々思案している次第です.
と,前置きを述べた上でご案内ですが,
7月27日(金)と28日(土)はJAXA相模原キャンパスの特別公開となります.
IKAROS・ソーラーセイル関連の展示は,第1会場(研究管理棟,A棟)の2Fで行われます.
「宇宙帆船イカロス」「宇宙帆船による太陽系探査」の2つの出展を行っています.
昨年までのIKAROSの成果に加え,逆スピン運用結果や今進めている冬眠運用の紹介,
そしてさらにIKAROSの次の「ソーラー電力セイルによる木星圏探査」に向けた研究について
紹介する展示を充実させていく予定です.
その他展示・コーナー予定としては
・「IKAROS」のPM展開機構,PMセイル膜面の展示
・「IKAROS」の歴代のセイル試作品の展示 ← NEW!!
・ポリイミド材料,薄膜太陽電池などの展示
・セイル折り紙コーナー
・ソーラーセイルゲームコーナー
・ソーラーセイルクイズコーナー ← NEW!!
などを考えております.
(いまだ思案中です...あと2週間なのに!!)
開催案内等については以下のリンクをご参照ください.
ISASwebサイトからのご案内→
www.isas.jaxa.jp/j/topics/event/2012/0727_open/index.shtml
日本全国津々浦々,世界各地から,
たくさんのかたにご来場いただけるよう,お待ちしております.
Blogだけでは伝えられないことをお見せできればと思います.
そして,次回の運用は7/26(木),特別公開の前日の予定です.
いい報告ができるよう祈るとともに,できる限りのことを進めてまいります.(Y2)
※以下の軌道情報は,参考値です.
7/12のIKAROS
太陽距離: 0.81AU
地球距離: 211807500km, 赤経=74.8°, 赤緯=20.8°
金星距離: 1.42AU(145545501km)
姿勢: スピンレート=---rpm,太陽角=---°
Today's IKAROS
Sun Distance: 0.81AU
Earth Distance: 211807500km, RA=74.8deg, Dec=20.8deg
Venus Distance: 1.42AU(145545501km)
Attitude: Spin Rate=---rpm, Sun Angle=---deg
IKAROSが冬眠モードに入って半年が経過しました.
夏本番を迎える賑わいの中で,いまだIKAROS運用には長い冬が続いています.
それでも春は訪れると信じ,運用を続けております.
スペアナデータと にらめっこ,という点では,
ノイズに埋もれそうなIKAROSの電波を何とか読み取っていた半年前も同じでした.
しかし,そこに有意な情報が見えるかどうかで,心持ちは全然違ってきます.
ノイズだけのデータを監視し続けるというのはつらいものです.
探索運用中は,そんなやりきれない時間が続くのですが,
今日は身体的にも疲労が来ていたこともあって,個人的にはかなりきつい運用でした.
というのも実は昨日,久しぶりにセイルを切ったり巻きつけたりする「膜作業」を
一日かけて行った関係で,身体の節々に疲労が,そして筋肉痛になっていたりします.
...ふふ,翌日に筋肉痛になるのは若い証拠さっ!
と,前向きに考えたのはさておき,IKAROS探索運用と並行して,
ソーラーセイルの基礎実験や研究というのも,着々と進行しております.
今回行った膜作業も,次期ソーラー電力セイルのセイル設計をにらんだ研究の一環です.
機械化なり何なり,快適に膜作業できる方式を見出すのも,課題の一つです.
ちなみに今回扱ったセイルは,一辺の長さが25メートルもある,
IKAROSよりも大きなサイズのセイルでした.
次期ソーラー電力セイルミッションで検討中のサイズは,
これよりさらに,長さにして2倍以上,面積にして4倍以上になります.
どうやって扱うんだろう...と,IKAROS探索同様にこちらも日々思案している次第です.
と,前置きを述べた上でご案内ですが,
7月27日(金)と28日(土)はJAXA相模原キャンパスの特別公開となります.
IKAROS・ソーラーセイル関連の展示は,第1会場(研究管理棟,A棟)の2Fで行われます.
「宇宙帆船イカロス」「宇宙帆船による太陽系探査」の2つの出展を行っています.
昨年までのIKAROSの成果に加え,逆スピン運用結果や今進めている冬眠運用の紹介,
そしてさらにIKAROSの次の「ソーラー電力セイルによる木星圏探査」に向けた研究について
紹介する展示を充実させていく予定です.
その他展示・コーナー予定としては
・「IKAROS」のPM展開機構,PMセイル膜面の展示
・「IKAROS」の歴代のセイル試作品の展示 ← NEW!!
・ポリイミド材料,薄膜太陽電池などの展示
・セイル折り紙コーナー
・ソーラーセイルゲームコーナー
・ソーラーセイルクイズコーナー ← NEW!!
などを考えております.
(いまだ思案中です...あと2週間なのに!!)
開催案内等については以下のリンクをご参照ください.
ISASwebサイトからのご案内→
www.isas.jaxa.jp/j/topics/event/2012/0727_open/index.shtml
日本全国津々浦々,世界各地から,
たくさんのかたにご来場いただけるよう,お待ちしております.
Blogだけでは伝えられないことをお見せできればと思います.
そして,次回の運用は7/26(木),特別公開の前日の予定です.
いい報告ができるよう祈るとともに,できる限りのことを進めてまいります.(Y2)
※以下の軌道情報は,参考値です.
7/12のIKAROS
太陽距離: 0.81AU
地球距離: 211807500km, 赤経=74.8°, 赤緯=20.8°
金星距離: 1.42AU(145545501km)
姿勢: スピンレート=---rpm,太陽角=---°
Today's IKAROS
Sun Distance: 0.81AU
Earth Distance: 211807500km, RA=74.8deg, Dec=20.8deg
Venus Distance: 1.42AU(145545501km)
Attitude: Spin Rate=---rpm, Sun Angle=---deg
