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1. ALOS の概要 |
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1.1. パンクロマチック立体視センサ(PRISM) |
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1.2. 高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2) |
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1.3. フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ(PALSAR) |
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フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ(Phased Array type L-band Synthetic Aperture Radar: PALSAR)はJERS-1に搭載された合成開口レーダの機能・性能を向上させたもので、天候や昼夜に影響されない能動型のマイクロ波センサです。PALSARの概観を図6に、観測概要を図7に、主要諸元を表4に示します。
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図6 PALSAR の概観図
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表6 PALSAR の主要諸元
モード
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高分解能
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広観測域
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多偏波
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中間周波数
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1270MHz (L-band)
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バンド幅
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28MHz
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14MHz
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14MHz, 28MHz
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HH+HV+VH+VV
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偏波
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HH or VV
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HH+HV or VV+VH
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HH or VV
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HH+HV+VH+VV
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入射角範囲
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8〜60度
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18〜43度
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8〜30度
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地上分解能
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7〜44m
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14〜88m
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100m(multi look)
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24〜89m
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観測幅
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40〜70km
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250〜350km
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20〜65km
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量子化ビット数
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5 bits
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3 or 5 bits
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データレート
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240Mbps
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240Mbps, 120Mbps
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240Mbps
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NEσ0
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-23dB以下(観測幅70km)
-25dB以下(観測幅60km)
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-25dB以下
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-29dB以下
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S/A比
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16dB以上(観測幅70km)
21dB以上(観測幅60km)
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21dB以上
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19dB以上
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ラジオメトリック精度
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1シーン内で1dB / 1軌道内で1.5dB
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アンテナサイズ
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アジマス方向:8.9m × エレベーション方向:3.1m
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0 |
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PALSARは高分解能観測モード、広観測域モード(ScanSAR)、多偏波モードを持っています。広観測域モードは観測角を変えながら250〜300kmという広範囲を観測するモードで、これまでのSARと比較して3〜5倍の観測幅となります。PALSARは水平偏波と垂直偏波を多彩に組み合わせた観測により、地表対象物の散乱特性の違いを詳細に把握することができます。また、複数軌道のデータを用いたインターフェロメトリによりDEMの作成や地殻変動の詳細な把握が可能です。なお、PALSARの開発は宇宙開発事業団と(財)資源探査用観測システム研究開発機構(Japan Resources Observation System Organization: JAROS)との共同で行われています。
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以上が陸域観測技術衛星ALOSの概要です。3つの高解像度センサとそれらを最大限に活用するための周辺装置を代表として、最新の技術によって開発されている衛星です。重量4トンという非常に大きな衛星ですが、この衛星によせる私たちの期待もまた非常に大きなものです。次回はこの衛星を運用するために現在私たちEORCが行っている取り組みについてお送りしたいと思います。お付き合いいただきましてありがとうございました。
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