No.189 | 
| - Home page | 
| - No.189 目次 | 
| - 研究紹介 | 
| - お知らせ | 
| + ISAS事情 | 
| - M-V事情 | 
| - でっかい宇宙のマイクロプロセス | 
| - 東奔西走 | 
| - パソコン活用術 | 
| - いも焼酎 | 
| - BackNumber | 

(村田泰宏)
  | 
  | 
|---|

(小川原嘉明)
  | 
  | 
|---|
| - Home page | 
| - No.189 目次 | 
| - 研究紹介 | 
| - お知らせ | 
| + ISAS事情 | 
| - M-V事情 | 
| - でっかい宇宙のマイクロプロセス | 
| - 東奔西走 | 
| - パソコン活用術 | 
| - いも焼酎 | 
| - BackNumber | 
 11月11日から14日にかけての4日間にわたって"Diffuse Infrared Radiation and the IRTS"(「拡散赤外放射とIRTS」)と題する国際会議が宇宙科学研究所において開かれた。この会議は昨年打ち上げられたSFU搭載赤外線望遠鏡IRTSの成果をふまえ,天文学の議論を深めようとして開かれたものである。会議の出席者は延べ103人で,このうち外国人出席者はアメリカ,フランス,ドイツなどからの34名でこの分野の指導的な役割をしている人たちであった。会議では星間空間中の有機物PAHの発見,星間塵・星間ガスからの赤外線放射の観測,赤外宇宙背景放射の観測等IRTSの最新成果が発表され,ESAの赤外線天文衛星ISOの速報やNASAのCOBE衛星の新たな解析結果等とあいまって活発な議論が行われた。
 今回のシンポジウムでは丸1日使ってスペース赤外線天文学の将来計画のついての議論が行なわれた。わが国のIRIS(ASTRO-F)計画もその中の一つとして紹介され,今後わが国がこの分野で重要な役割を果たすであろう事に大きな期待が寄せられた。また,非公式とはいえ国際協力の可能性についてアメリカ,およびヨーロッパ諸国と広く議論できたことも大きな成果の一つであった。
 回収されたIRTSや宇宙研の各種設備を見学してもらえたなど,宇宙研を会場としたメリットは大きかったが,出席者が予想より大幅に増えたためもあって,会場設営に苦労した。宇宙研も国際会議を開けるようなちゃんとした会場を持つべきではないかと感じた次第である。
(松本敏雄)
  | 
  | 
|---|
 R宇宙科学振興会(関本忠弘理事長)では,その事業の一つとして字宙料学に関する独創的・先躯的な研究活動を行う若手研究者に対する研究の助成について平成8年度の研究助成候補者を公募していたが,去る12月2日に研究助成審査会を開催し,多数の応募者のなかから東京大学大学院理学系研究科鉱物学専攻・助手・三河内 岳(みこうち たかし)氏の「物質科学的手法による火星隕石の形成史の研究」に対し,研究助成金300万円を贈呈することを決定した。
  | 
  | 
|---|
 11月23日(金)勤労感謝の日に神戸市で「宇宙学校」が開催された。紅葉も鮮やか,六甲の山並みも映えるすばらしい天候で,「宇宙学校」の会場となった神戸市国際会議場には,子供たちのグループや親子連れなど延べ510人の熱心なファンがつめかけた。(佐々木英俊)
  | 
  | 
|---|
| - Home page | 
| - No.189 目次 | 
| - 研究紹介 | 
| - お知らせ | 
| + ISAS事情 | 
| - M-V事情 | 
| - でっかい宇宙のマイクロプロセス | 
| - 東奔西走 | 
| - パソコン活用術 | 
| - いも焼酎 | 
| - BackNumber | 
 ASTRO-Eは,昨年と今年で試作(PM)を終わり,来年から飛翔品(FM)の製作を始める予定で今年概算要求を提出している。計画では,2000年の1〜2月期にM-V型4号機で,高度約600Hの略円軌道に打ち上げられる。この衛星は,現在活躍中の「あすか」の性能を大幅に上回る高性能X線天文台で,特に日米の研究グループが新しく開発した,エネルギー分解能の優れた観測器が搭載される。ご他聞にもれず,予算の制約から極めて限られた部分の試作しかできないが,11月11日から始まった噛み合わせでは,日米協力で製作している装置も含め,搭載機器の試作品が登場し,主として相互の電気的インターフェースの確認試験が行われている。(小川原嘉明)
  | 
  | 
|---|
 エアー・ターボラムジェット(ATR)エンジンATREX-500の地上燃焼試験が10月16日から11月6日にかけて能代ロケット実験場で行われました。ATREX-500は,将来のスペースプレーンに用いることを想定して設計,試作された実機の1/4サイズのエンジンで,平成2年度に第一回目の燃焼試験が行われて以来,今日まで改良が積み重ねられてきました。今回は,今まで水で冷却していた燃焼室の部分を燃料の液体水素で冷却する再生冷却式燃焼室に変更し,更に,空気吸い込み口に取り付けたプリクーラ(空気冷却器)を,前回の試験結果に基づいて,新たに設計・製作し直し,試験に臨みました。再生冷却式燃焼室は,ドイツのDASA(Daimler-Benz Aerospace)社との共同研究によって製作したもので,試験にもDASA社の技術者が参加されました。試験は3段階に分けて予定通り7回実施され,それぞれのコンポーネント,及びそれらをシステムとして組み合わせたときのエンジン性能に関して貴重なデータを取得することができました。今回の試験で確認された最大推力と比推力は,それぞれ 442Lと1420sec でした。今後は,可変形状のプラグノズルと組み合わせた最終段階の地上試験へと移行する予定です。荒天(好天ではありません)に悩まされ続けた実験でしたが,昨年の補正予算で設置された「テストスタンドをすっぽり覆う移動式のドーム」が威力を発揮し,従来に比べると格段に良い作業環境の中で準備作業を行うことができたことをつけ加えさせていただきます。(成尾芳博)
  | 
  | 
|---|
| - Home page | 
| - No.189 目次 | 
| - 研究紹介 | 
| - お知らせ | 
| + ISAS事情 | 
| - M-V事情 | 
| - でっかい宇宙のマイクロプロセス | 
| - 東奔西走 | 
| - パソコン活用術 | 
| - いも焼酎 | 
| - BackNumber | 
 LIC(Lunar Imaging Camera)は,LUNAR-A探査機に搭載される月面撮像用の可視光カメラです。LUNAR-Aはスピン安定型の探査機で定常観測時には約20秒間で1回転しているので,LICは1次元モノクロCCDをスピン軸と並行に取り付け探査機のスピンを利用して2次元画像を得るようにしています(コピー機やイメージスキャナと同様の原理です)。(橋本樹明)
  | 
|---|
  | 
  | 
|---|
  | 
|---|