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★M-V-5号機第2組立オペレーション行われる
2月4日から鹿児島県内之浦町の鹿児島宇宙空間観測所(KSC)で,M-V-5号機の第2組立オペレーションが行われました。昨年12月のTVCオペでノズル周りの制御装置の動作確認を行い,本年1月の第1組オペでノズルをモータケースに取り付け,2月の第2組オペでロケットを整備塔に組立てました。第2組オペは1ヵ月近く続きますが,その間,大物の移動および組立作業が3回あります。組み立て順にM-14セグメント2(第1段ロケットの下半分,約45トン),M-14セグメント1(第1段ロケットの上半分,約42トン),M-25(第2段ロケットと1/2段接手,約40トン)と,いずれも40トンを越える重量物で,門型クレーンによってM組立室から整備塔まで運ばれ,整備塔内にゆっくりと吊り込まれる姿はさすがに圧巻です。 これら3つのロケットが積み上げられると全長約20mとなり,いよいよロケットの完成した姿に近づきます。今回のオペではまだ衛星(ミューゼスC小惑星探査機)は登場しませんので,3段ロケットから上はM組立室にあります。今回のオペによってロケット側の準備が整い,続いて3月に衛星が内之浦入りし,最終整備を開始します。4月にロケット上部に衛星を搭載すれば打上げに向けてすべての準備が整うことになります。新緑の頃,内之浦町には小惑星に向かって飛び立つM-V-5号機のごう音が響くことでしょう。 (石井 信明)
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★第9回技術発表会
1月28日研究・管理棟2階A会議室において,宇宙科学研究所の技術職員による第9回技術発表会が開催されました。発表件数は口頭発表7件,ビデオ2件,ポスターセッション1件でした。 内容は午前が振動試験の運用,技官の特許申請,高野研修委員長挨拶,飛翔体搭載用アンテナの特性測定技術,シンプルなホームページの作り方,午後からはカプセル回収(ビデオ映写),発射管制,乗鞍からLUNAR-Aまで,衛星分離時におけるモーター燃焼終了後の残留ガスによる衛星汚染の実験室的シュミレーション,バイコヌール宇宙基地(ビデオ上映)が行われました。ポスターセッションはロケットモータ大気燃焼試験に関して行われ多岐にわたる興味深いものでした。参加者が60人近くあり,好評を得ることができました。今後も技術職員の積極的な参加を期待しています。 (技術職員研修委員会) 骨折治療中にも関わらず松葉杖で発表した伊藤技官
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★宇宙学校・相模原が盛況裡に開催
さる1月25日(土),相模原市立産業会館において,宇宙学校・相模原が開催され,延べ615名の方々の参加を得ました。今年の特徴は,例年に比べて子どもたちの参加が多かったことで,非常に嬉しいかぎりです。
1時限目の「星の王子さまに会いに行こう」では,澤井秀次郎さんがMUSES-Cの話を,黒谷明美さんが宇宙と生き物の話をしてからQ&Aには入りました。最初に質問に立ったのは74歳の方で,
2時限目は「近未来のロケット(成尾芳博さん)と「超小型衛星の魅力(大西晃さん)」で,やはり 3時限目は「ブラックホールはX線で輝く(中澤知洋さん)」と「宇宙望遠鏡による天文学(和田武彦さん)」でした。この天文学の時限はいつもブラックホールの質問で9割くらいが占められるのですが,今回は和田さんが赤外線カメラという新兵器を準備して対抗したので,赤外線天文学に関する質問もたくさん出てきました。こういった簡単な演示実験を含むのも一計と感じさせられた和田さんの試みでした。 相模原市の方々にもお世話になりました。統合後もこうした連携が末永く発展するといいなと考えながら家路につきました。 (的川 泰宣)
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★宇宙学校・東京(2/1)報告
東大駒場キャンパスで行われた宇宙学校には総勢675人のみなさんに集まって頂きました。会場では,名古屋からの小学4年生も含め1/3程を子どもたちが埋め,活発に質問をしてくれました。中には,惑星探査では (國枝 秀世)
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