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観測ロケットS-310-41号機 打上げ終了

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小型インフレータブルカプセルの飛行実験を目的とした観測ロケットS-310-41号機を2012年8月7日16時30分00秒(日本標準時)に、内之浦宇宙空間観測所から上下角81度で打ち上げました。
ロケットの飛翔および搭載機器の動作は正常で、計画どおり発射後60秒に開頭が行われ、191秒に最高高度150kmに達した後、内之浦南東海上に落下しました。

搭載実験機の小型インフレータブルカプセルは、計画どおり発射後90秒にエアロシェルカバーを開放し、95秒にガスの注入を開始し、100秒にロケットから分離・射出されました。射出後は、約20分間にわたり、温度、圧力、加速度、姿勢等のデータおよび画像データを正常に地上局へ送信しながら降下を続けました。
今回取得されたデータを用いて、詳細な解析が今後実施されます。

光学班は発射後3秒までロケットを追跡しました。
本日の天候は曇り、地上風は東の風1.1m/秒、気温26℃でした。

S-310-41号機 打上げのようす[画像クリックで拡大]

ロケットから分離されたカプセル(カプセル分離から3秒後)

ロケットから分離されたカプセル(カプセル分離から3秒後)

カプセルから見た柔軟エアロシェルの画像(カプセル分離から26秒後)[画像クリックで拡大]

2012年8月7日

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