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赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)の運用終了について
宇宙航空研究開発機構は、2011年11月24日(午後5時23分)に赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)の停波作業を実施し、これをもって同衛星の運用を終了しました。
「あかり」は、2006年2月22日に内之浦宇宙空間観測所からM-Vロケット8号機で打ち上げられ、日本初の赤外線天文衛星として、要求寿命1年、目標寿命3年を超えての運用を通じ、約130万天体に及ぶ「赤外線天体カタログ」を作成する等、赤外線天文学に関する多くの成果をあげてきました。
2011年5月24日に発生した電力異常を受けて、6月に科学観測を終了することとし、以降は、確実な停波に向けた運用を実施してきました。
主な実績・成果は以下のページおよび「あかり」プロジェクトの観測成果のページをご覧下さい。
参考:「あかり」の主な実績・成果
- 新しいウィンドウが開きます赤外線天文衛星「あかり」の観測開始と初期観測結果について(2006年5月31日 宇宙開発委員会報告資料, PDFファイル)
- 「あかり」の現状について 観測開始から1年、「あかり」が見た宇宙(2007年7月11日 トピックス)
- 「あかり」赤外線カタログの初版完成と、最新の科学成果(2008年11月19日 トピックス)
「あかり」最後の運用 |
参考:宇宙研速報(村上浩プロジェクトマネージャーによる解説)
2011年11月24日