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トピックス

2011年度第一次気球実験の実施について

【実験期間】5月23日(月)〜6月25日(土)(実験予備期間を含む)
【実験場所】大樹航空宇宙実験場(北海道広尾郡大樹町)

6月8日のB11-02実験を持って2011年度第一次実験は全て終了しました。

B11-02 エマルションハイブリッド望遠鏡による宇宙ガンマ線の観測

10MeV〜10GeV領域のガンマ線をエマルションハイブリッド対生成望遠鏡(開口角±45°、口径面積約1m2)でとらえて、その個々のガンマ線の到来方向を1mradの角度分解能で観測し、ガンマ線天体からのガンマ線を検出し、その広がりや構造を観測することを目的とする。今回の実験では、ハガキ大サイズのユニット一式によるテスト観測で望遠鏡のタイムスタンプ部と姿勢モニターの動作確認およびバックグラウンドとなる大気ガンマ線の実測を行う。

BS11-02 超小型タンデム気球システムの飛翔性能試験

スーパープレッシャ一気球とゼロプレッシャ一気球を組み合わせたタンデム気球は、長時間飛翔が可能な飛翔体である。高度35kmに重量100kgの搭載機器を飛翔させるシステムの構築を最終目標とし、本実験では、ゴム気球2型と体積10m3のスーパープレッシャ一気球からなる超小型タンデム気球を飛翔させ、日の出前後のスーパープレッシャ一気球の圧力変化を計測し、昼夜のガス温度の変化に起因する耐圧性能要求を定量化する。

2011年5月25日

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