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「すざく」レアメタルの生成現場を宇宙で初めて確認
理化学研究所の 玉川 徹専任研究員を中心とする研究グループは、「すざく」衛星でティコの超新星残骸を精密に観測し、そこでクロム、マンガンが生成されていることを発見しました。その生成現場が特定されたのは初めてのことです。クロムとマンガンは、生成現場の温度や物質密度に敏感なため、星の爆発メカニズムを知る最も重要な元素だと考えられています。今回の発見で、超新星爆発の燃焼に衝撃波が関与していたことを示唆する結果を得ました。
- 新しいウィンドウが開きます詳しくはこちら(日本天文学会2008年秋・記者発表)
「すざく」で撮影した「ティコの超新星」の残骸 (c) RIKEN |
2008年9月11日