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日本天文学会欧文研究報告「ひので」特集号に43編の論文!

 太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)は、2006年9月23日に宇宙航空研究開発機構の内之浦宇宙空間観測所よりM-Vロケット7号機により打ち上げられ、同年10月28日までに搭載している3台の望遠鏡(X線望遠鏡・極端紫外線撮像分光装置・可視光磁場望遠鏡)すべての蓋を開き、太陽の科学観測を開始しました。これらの観測装置はその後も順調に稼動し、それぞれの装置の特徴を活かして様々な新しい太陽研究を可能にする画期的なデータを提供し続けています。
 科学観測開始後ほぼ1年がたち、すでに多数の論文が発表されていますが、このたび日本天文学会欧文研究報告(PASJ)の2007年11月30日号が「ひので」特集号として発行されました。この特集号は、「ひので」の初期観測成果が発表される前日(2006年11月26日)に急逝した「ひので」プロジェクトマネージャー(当時)の小杉健郎教授への追悼の意もこめて企画されたものです。
 このPASJの特集号には最先端の成果を伝える43編の論文が収録されており、過去最多だった2007年のX線天文衛星「すざく」特集号の30編*を抜いて、PASJ特集号の収録論文数の最多記録を大きく塗り替えるもので、天文衛星を用いた太陽の研究が現在たいへんにホットな研究分野であることを端的に示すものです。

*以下、1992年の太陽観測衛星「ようこう」特集号の29編、1989年のX線天文衛星「ぎんが」特集号の28編と続きます。

 

2007年11月30日

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