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スピッツァー宇宙望遠鏡によるクェーサー 3C 273 の相対論的ジェットの観測

宇宙科学研究本部プロジェクト研究員の内山泰伸氏が中心となった研究グループは、NASA の宇宙「大天文台」であるスピッツァー宇宙望遠鏡を用いて、クェーサー3C273の巨大ジェットを赤外線で観測することに成功しました。さらにハッブル宇宙望遠鏡とチャンドラX線衛星とを組み合わせた「大天文台の競演」により、長い間ベールに包まれていたジェット放射の性質がはじめて明らかになりました。
この観測結果は、銀河の中心にある超巨大ブラックホールがつくる相対論的ジェットの性質の解明に向けた新たな一歩であるとともに、地球に降り注ぐ超高エネルギー宇宙線の起源を探る上でも鍵となる可能性が高いと考えられます。
詳しい解説はこちら

またはAAAS EurekAlertをごらんください。
発信元は Yale大学で、 Evidence for Ultra-Energetic Particles in Jet from Black Holeという内容です。

2006年6月27日

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