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S-310-36号機 打上げ成功。
親機と子機を用いたアクティブ・フェイズド・アレイ・アンテナ実験を計画通り実施

 観測ロケットS-310-36号機は、JAXA内之浦宇宙空間観測所から、22日午後1時に打ち上げられ、ロケットの飛翔および搭載された機器の動作は全て正常で、発射後80秒に開頭が行われました。ロケットは83 秒後に実験装置部を切り離し、姿勢を安定化させた後、130 秒後に高度117kmで展開動作を開始し、続いて親機と子機を用いたアクティブ・フェイズド・アレイ・アンテナ実験を行いました。

 現在までのデータ検討結果によると、親機、子機の運動や制御の状態は正常で計画通りに網展開が行われ、アクティブ・フェイズド・アレイ・アンテナ実験も良好なデータが取得され、アレイアンテナが構成されたことが確認されました。また、網上移動装置の動作も確認されました。

S-310-36号機打上げの様子
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画像1、画像2:親機から子機方向を向いたカメラにより子機分離および網展開の状況を撮影
画像3:子機搭載カメラにより、地球を背景にして親機および2基の子機が確認できます。

<展開の様子:ムービー>

2006年1月22日

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