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「はやぶさ」航法カメラでもイトカワ撮影に成功

小惑星探査機「はやぶさ」は、9月中旬の小惑星「イトカワ」への到着に向けて順調に飛行中です。
8月15日付けのプレスリリースにおいて、「はやぶさ」搭載の星姿勢計(スタートラッカ)により撮影されたイトカワの画像を公開しましたが、今回、狭視野光学航法カメラ(ONC-T)でもイトカワの撮像に成功しました。

写真は、8月23日及び24日に撮影されたイトカワの画像を重ね合わせてアニメーションにしたものです。背景の恒星に対して動いていることがわかります。

撮影時点での「はやぶさ」とイトカワとの距離は既に1万キロを切り、地球からは約3億3000万キロの距離にあります。

1.8月23日に撮影された小惑星イトカワの画像

2.8月24日に撮影された小惑星イトカワの画像

狭視野カメラ(ONC-T)で撮影されたイトカワの軌跡

円内は、ONC-Tで撮影されたイトカワの像の位置を示す。
実線は、各撮影に際して事前に計算されていたイトカワの軌跡を描いたものである。矢印で示す向きに、光学航法によって、正しく軌道推定値が更新されたことがわかる。

2005年8月25日

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