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宇宙研一般公開2005

7月23日(土)に一般公開がおこなわれました。

「展示の内容は年々よくなってきてますね」と言われました。柔らかな発想での工夫や実験が増えてきたのがよいようです。

4時限でなる「ミニミニ宇宙学校」は山村校長先生以下、講師陣はおおいに若返りました。

ペンシルロケット50周年の今年、日本が経験した貴重な流れを、的川さんに、「50年前に起こったこと」という題で話してもらいました。司会をしながら講演を聴きましたが、実に立派なものでした。宇宙研にある一番大きな大会議室を椅子だけにして席を増やしても、数十人が立ったままでした。今後、宇宙研にはもっとおおきな講演会場、それも階段教室風のものが欲しいものです。

今年も近くの共和小学校のグラウンドをお借りして、予想以上の400発の水ロケットが、無事に打ち上げられました。

13,680人の入場者でした。地球一周で並んだら、3km間隔、お互いが見えますね。地球が大きいんだか小さいんだか。食堂では1500食がでたそうです。

暑い混雑の中で、たくさんのお客さんが心地よく疲れずにいらっしゃれるかが問題でした。今年は芝生に大テントを張り、構内あちこちにベンチが配置されました。公開日が終わっても恒久的にベンチや机が設置され、お弁当を食べたり、アカデミックな話ができるようになるといいと思います。

4時半に公開が終わり、お客様が消えた構内では一斉に後片付けが始まりました。それが、一時間以内にはさっぱりと消えてしまうのには、ある種、「宴のあと」という寂寥感さえ感じます。あるいは、散り際のよい桜のようです。

この頃に大きな地震がありました。このあと、帰路の電車で難渋され方々もあったはずです。

今年は、直前に大事なASTRO−E2打上げがあり、公開日準備に用意万端で臨むことは厳しい状況にありました。そして、「すざく(朱雀)」がうまくあがったので、ほんとうにすっきりと嬉しい気持ちで公開日を迎えられました。「すざく」のコーナーには外人研究者もふくめた明るい顔がならんで印象的でした。(実行委員長 平林 久)

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2005年7月25日

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