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寒さを吹き飛ばす、熱い「銀河連邦宇宙セミナー」開催される!

 3月13日(日)、ここ宇宙科学研究本部で、相模原市文化国際課主催の「銀河連邦宇宙セミナー ジュニア宇宙探検隊」が開催されました。このセミナーは相模原市文化国際課の方々が企画から運営のすべてを担当されて行ったもので、今回が1回目になります。
 この日は、にわか雪までぱらつく、急に冬に逆戻りしたかのような寒い一日でしたが、五十数名の元気な小中学生が、相模原市のみならず厚木や町田からも集まりました。私は当日の進行係をつとめました。
 1時間目は、的川先生の「宇宙といのち」のお話。ペガサス星の知的生命体が、地球からのメッセージを見つけて地球を探し出し、地球にやってくるという想定のお話は、なかなかうまくできていて、子どもたちの興味をしっかり捕まえていました。「『いのち』はどうして大切なのでしょう? 考えてみて下さい。」という問いでしめくくられたのが印象的でした。参加した子どもたち全員が、ふとそのことを考えた瞬間だったにちがいないと信じています。答えは見つけられなかったかもしれないけれど。
 2時間目は津田先生が、「小惑星探査機『はやぶさ』のたび」というタイトルで、『はやぶさ』のミッションについて熱く語りました。難しくならないようにことばを選び、それでいて大事なところはしっかり説明されていて、子どもたちも引き込まれるように聞いていました。質問の時間では「宇宙のゴミ」問題についての関心が高いのには驚きましたが、それだけにとどまらず、いろいろな質問がたくさん出ました。この夏の小惑星到着をはじめとする『はやぶさ』の今後の活躍を見守ってくれる小さなファンが増えたことは確かでしょう。
 3時間目は、ビデオ「Welcome to ISAS」の上映と、所内見学。ちょうど降り出した雪にもめげず、みんな元気いっぱいに出かけて行きました。見学からもどってきたあとも、解説員の平田さんが引っ張りだこ。質問攻めでした。
 こうしてこの初めてのセミナーは、子どもたちの熱気に包まれながら無事終了しました。

(黒谷 明美)

1時間目の様子

2時間目の様子

3時間目の様子

2005年3月22日

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