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国際水星探査計画BepiColombo 探査機搭載観測装置が決定
水星表面探査機
Mercury Planetary Orbiter
[MPO]
(Credit:ESA)
水星磁気圏探査機
Mercury Magnetospheric Orbiter
[MMO]
(Credit:京大・生存圏研究所)
この11月に、日欧双方で探査機に搭載される観測装置が決定しました。これにより、本計画の基本構成はほぼ確定し、これから日欧双方で本格開発に入っていくことになります。
JAXAが担当する「水星磁気圏探査機(MMO)」の観測装置は4月〜7月に国際公募(AO)が行われ、「機器選定委員会」(委員長:向井利典教授(JAXA)。日本側6名、欧州側3名)で評価が行われました。この結果、複数の日欧合同チームが提案した5種類の観測機器が選定され、11月の宇宙理学委員会での承認を経て、正式決定となりました。いずれも日欧トップレベルの研究者グループによるもので、大きな成果が期待されています。
ESA(欧州宇宙機関)が担当する「水星表面探査機(MPO)」も、同様の評価・選抜のプロセスを経て、この11月に11種類の観測機器が選定されています。
日本の科学コミュニティは双方の観測装置へ参加しており、日欧を跨いだ活発な研究開発活動が本格化します。
- 新しいウィンドウが開きますJAXA・MMOの観測装置選定結果
- 新しいウィンドウが開きますESA・MPOの観測装置選定結果
***搭載機器チーム:メンバーの研究機関(国内)・参加国(国外)***
[磁場計測チーム(MGF)] | PI: W. Baumjohann (IWF, Austria) Co-PI: 松岡彩子(JAXA) 参加科学者:
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[粒子計測チーム(MPPE)] | PI: 斉藤義文(JAXA) Co-PI: J.-A. Sauvaud (CESR-CNRS, FRANCE) 平原聖文 (立教大) S. Barabash (IRF, Sweden) 参加科学者:
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[電波・波動計測チーム(PWI)] | PI: 松本紘(京都大・生存圏研) Co-PI: J.-L. Bougeret (LESIA, France) L. Blomberg (Alfven Lab., KTH, Sweden) 小嶋浩嗣(京都大・生存圏研) 八木谷聡(金沢大) 参加科学者:
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[大気計測チーム(MSASI)] | PI: 吉川一朗(JAXA) Co-PI: O. Korablev(IKI, Russia) 参加科学者:
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[ダスト計測チーム(MDM)] | PI: 野上謙一(獨協医大) Co-PI: 大橋英雄(東京海洋大) 参加科学者:
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2004年12月7日