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「はやぶさ」地球と月の撮影に成功!
「はやぶさ」から撮影された地球 |
5月19日の地球スイングバイに向けて、「はやぶさ」は順調に飛行を続けています。
この画像は、5月17日午前3時30分(日本時間)に撮影された、地球の画像です。この時点での「はやぶさ」と地球との距離は約91万キロです。
この画像に写っているのはアメリカ大陸南部(テキサス州付近)を中心とした地域です。写真全体に北アメリカ大陸がみえます。また、太平洋、大西洋の青い海や、大陸上空の雲の様子などもわかります。
この画像は、「はやぶさ」搭載の小惑星多色分光カメラ(AMICA)で撮影されたものです。画像は、搭載されている単色フィルタの画像3枚から合成したものです。
「はやぶさ」から撮影された月(その1) |
こちらの画像は、5月16日午後8時30分(日本時間)に撮影された月の画像です。この 時点での「はやぶさ」と月との距離は、約71万キロです。
写真の中央付近を赤道が通っており、左側が北、右側が南になります。写真に写っている場所は、ほぼ月の裏側になります。写真右上に黒い小さな点がみえますが、これは月の裏側にある大きなクレーター、オリエンタル盆地(Mare Orientale)になります。上側の一部には月の表側の海「嵐の大洋」が写っています。右下のやや黒っぽい部分は、月の裏側にある「アポロ」などのクレーター(サウスポール・エイトケン 盆地の一部)と思われます。
この画像は、「はやぶさ」搭載の小惑星多色分光カメラ(AMICA)で撮影されたものです。画像は、搭載されている単色フィルタの画像3枚から合成したものです。
「はやぶさ」から撮影された月(その2) |
この画像は、5月17日午後8時(日本時間)に撮影された、月の画像です。「その1」の約1日後に撮影されたものです。この時点での「はやぶさ」と月との距離は、約34万キロになります。 写真に写っている地域は基本的に「その1」とほぼ同じですが、距離が近くなったために、月の全体がよりはっきりと写っています。左下に写っている黒い点は、モスクワの海 (Mare Moscoviense)と思われます。
この画像は、「はやぶさ」搭載の小惑星多色分光カメラ(AMICA)で撮影されました。 画像は、搭載されている単色フィルタの画像3枚から合成したものです。
2004年5月18日