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第23回高温エレクトロニクス研究会ー衛星搭載部品の選定ー
第23回高温エレクトロニクス研究会を、下記のとおり開催いたします。
詳細
開催日 | 2013年3月14日(木)13:30〜17:20 |
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場所 | 〒252-5210 相模原市中央区由野台3-1-1 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 相模原キャンパスA棟2階大会議室 |
交通 | JR横浜線淵野辺駅南口下車徒歩約20分 小田急線相模大野駅北口下車神奈中バス(5番乗り場全て乗車可) 「宇宙科学研究本部」下車、徒歩5分 会場(A棟)は、入り口正面の建物です。 ![]() |
参加費 | 無料(事前申し込み不要) |
問い合わせ先 | JAXA宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 准教授 廣瀬和之 / 助教 小林大輔 メールアドレス:hte@isas.jaxa.jp 電話:050-3362-3126 |
プログラム(敬称略、講演時間は質疑応答を含めて30分)
<本年度のテーマ>
衛星搭載部品は民生機器に使用される部品と比べて極めて過酷な温度環境に晒されます。想定使用温度は民生利用の場合は一般的に-20℃から+70℃であるのに対して、衛星の場合は-55℃から+125℃です。そのため高温・低温あるいは熱サイクルによって、民生利用では見られないさまざまな故障が起きることが懸念されます。一方、CubeSat、小型衛星など予算制限の厳しい衛星で革新的な試みを行う場合、民生部品を利用することも必要となってきており、民生部品を使いこなす技術が必要となっています。本年度はそのような「衛星搭載部品の選定」に焦点を当てました。この分野の第一線の方々に、最新のミッション要求や信頼性を保証する部品選定の考え方について幅広くご講演をいただきます。皆様奮ってご参加下さい。
13:30〜13:35 | はじめに | 廣瀬和之(宇宙研) |
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<CubeSat・小型衛星の部品選定> | ||
13:35〜14:05 | CubeSat: ITF-1 搭載部品 | 亀田敏弘(筑波大学システム情報系) |
14:05〜14:35 | CubeSat: OPUSAT 搭載部品 | 南部陽介(大阪府立大学工学系研究科) |
14:35〜15:05 | cost-effective で長寿命な衛星搭載部品ーINDEX を例にしてー | 齋藤宏文(宇宙研)升本喜就(升本技術士事務所) |
15:05〜15:35 | ミニマルファブによる少量デバイスの低コスト簡易試作工場 | 原史朗(産業技術総合研究所ナノエレクトロニクス研究部門) |
15:35〜15:50 | 休憩 | |
<衛星搭載化に向けた信頼性の課題> | ||
15:50〜16:20 | 宇宙機器におけるSn ウィスカの問題 | 菅沼克昭(大阪大学産業科学研究所) |
16:20〜16:50 | 宇宙用EEE 部品選定基準 | 梯友哉(宇宙研) |
16:50〜17:20 | ASIC の設計・試作・認定 | 水野貴秀(宇宙研) |
高温エレクトロニクス研究会とは
高温エレクトロニクス関連分野は、宇宙をはじめとして、パワーデバイス、カーエレクトロニクス、資源探査、原子力等の広い領域に渡ります。本研究会は、このような高温エレクトロニクスのシステム・デバイス・材料に関する技術の現状を把握するとともに、その新しい応用分野を開拓することを目的として、広い層の研究者・技術者相互の交流を促進するよう、毎年開催されています。